第１０４５回　魂のつながり（２）

　次に「ツインソウル」について説明します。ツインは双子のことですから、直訳すれば「双子の魂」になります。ツインソウルについても人によって見解が異なりますが、一番の特徴は、元々一つの魂であったものが、輪廻転生をする過程で２つ（それ以上のケースもあります）に分割された関係にある相手です。ソウルメイトは元々他人ですから、魂自体も別々に存在しているものです。それが輪廻転生を繰り返しても、強いご縁や因縁によって何度でも出会い、お互い（の魂）を磨き合い、高め合うために一緒に生きていくのです。ツインソウルは元々は一つの魂が、今世で分割されて二人になっています。その二人が出会っていますから、ソウルメイトが感じるような懐かしさや安心感はさらに強いものになります。理屈抜きに相手を信頼したり、相手といることに強い安らぎを感じます。そして体の同じところや対象になる場所に同じ形のホクロがあるとか、二人の生まれた町が一緒だったり、家族構成や好みが一致するなど、共時性はさらに強くなります。そしてツインソウルもソウルメイトと同じように、相手は同性も異性もいます。そしてツインソウルが異性の場合、偶然が味方をしたり気が合いますから、恋愛に発展することもあります。ただし、存在が近すぎるために、長くお付き合いを続けているうちに、ぶつかり合ってケンカ別れをしてしまうことも多いのです。

最後に「ツインレイ」について説明します。ツインレイもツインソウルと同じように、元々は一つだった魂が、輪廻転生の過程で２つに分割したものです。そしてツインレイの特徴は、ソウルメイトやツインソウルとは違い、“必ず男女の関係”で出会います。そしてツインレイの相手は、この世で出会う“唯一の異性”になります。そのため、ツインレイと出会うと、理屈抜きにお互いに相手のことを生涯の伴侶と感じて、すぐに恋愛感情が芽生えます。ただし、恋愛はスムーズに成就することはほとんどありません。ツインソウルもツインレイも魂という深いレベルで、その成長を促すことが出会ったことの大きな目的です。ですからツインレイと出会っても、自分の気持ちを試されたり、覚悟を問われるような障害が立ちはだかります。大勢の人ゴミの中にいるただ一人の相手をしっかりと見つけ出さなければならないこともあります。しかし、ツインレイの二人は、そのような状況でも「まるで相手にスポットライトが当たっていたように見えた」と振り返るように、直感的に相手とつながるのです。また、二人の関係も、年齢がものすごく離れていたり、師弟関係だったり、自分や相手やお互いに結婚している場合など、簡単に恋愛に入れないことが多くあります。自分の兄弟の恋人や配偶者といった出会いもあります。そのような障害を乗り越えて結ばれることが、ツインレイには多く、障害が無くスムーズに結ばれるケースはむしろ少ないのです。そして初めて出会ったのに、幼なじみや昔の恋人のように懐かしく感じるのは、ソウルメイトやツインソウルと同じです。また、二人の身体や境遇に共通点が多いこともツインソウルと同じです。そしてさまざまな障害を乗り越えることで成長した二人の魂が結びつくと、普通の恋愛を越えた深い喜びを感じて二人は生涯を全うします。

　このように「ソウルメイト」「ツインソウル」「ツインレイ」は過去世からの強い結びつきによって今世で出会ったことは同じですが、内容はそれぞれで異なります。そして、ソウルメイトでもツインソウルでも相手と出会うことはとても珍しいことです。特にツインレイは、“世界中で出会う唯一の異性”になりますから、めったに出会うこともありません。また、出会ったとしても、その後の障害をすべての人が乗り越えていけるわけでもないのです。

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