また、ある時は、会社の帰りに先輩や同僚たちと一緒に居酒屋に立ち寄ったときに、危うく難を逃れたこともあります。そのころはまだコロナが広がり始めた頃でした。自分の周りには、感染者も濃厚接触者も誰もいませんでした。そしてもし、誰かが感染すれば、宇宙服のような厳重な防護服を着た医療関係者がやってきて、ホテルや医療機関に2週間以上も隔離されていました。そしてもし、コロナに感染したことが発覚すれば、周囲から白い目で見られて敬遠されていたのです。
その日は部署の全員で行っていた作業が終了しました。そして夕方5時半を過ぎて全員で会社を出るときに、グループの中の年長の上司が、「夜8時までまだ時間があるから、これからみんなで打ち上げをやろう」と提案したのです。そして用事のある一部の社員を除いて、皆で近くの居酒屋へ行くことになりました。そして上司がある居酒屋の名前をあげたとき、彼は脈が波打つほど、強い不安を感じたのです。いつもなら年長者の意見に合わせて黙って付いていくのに、この時ばかりは気が付くと声を上げていました。
「今日はそこはやめましょう!その手前のお店で、魚介類のキャンペーンをやっていました。そっちの方が絶対においしいですよ!」
珍しく声を上げた彼の勢いに押されて、全員で彼の推す店へ入りました。そして元の居酒屋はその後、コロナ感染が発覚してしばらく閉店することになったのです。このあと上司からは、
「あのとき、あの店へ行ってたら、この部署は全滅していたな。そしたらオレも処分されていたと思うよ、ありがとう」
そう言って感謝されました。そして上司から“どうしてあの居酒屋でコロナが発生することが分かったのか”尋ねられました。しかし、この時も自分に強い不安感が広がったとは答えませんでした。それを言っても変に思われるだけですし、自分でも言葉できちんと説明できる感じがしなかったからです。
相談者は、電車に乗っていて目の前で飛び込み自殺を目撃したことで、大きなショックを受けました。その影響は精神的な身体である“アストラル体”に強く刻み込まれました。人間の体は、「肉体」と「精神的身体(アストラル体)」と「霊的身体(エーテル体)」が重なっていて、お互いにリンクしています。ですから肉体の具合が悪くなったことで、精神的に気が滅入ることも、霊的に敏感になることもあります。霊の影響を受けたことで、体調が悪くなることも、鬱っぽくなることもあります。これらどこかの身体が傷つけば、その影響は別の身体にはっきりと現れます。そして影響は一つの身体だけでなく、2つや3つの身体に出ることもあります。
霊的な意味で覚醒するときは、霊の憑依など、霊の影響を受けたことで開いてしまうことはよくあります。しかし、肉体や精神に影響を受けたことをきっかけにして、霊的に覚醒することもあります。霊的な感性はすべての人が持っています。ただ、普段はその感性の入り口には蓋がされて塞がれています。その蓋が取れるきっかけは、霊的な問題に限らず、肉体的、或いは精神的に強い影響を受けることでも起こることなのです。
【2022年9月1日」から、全国の書店、インターネット書店で、シュンさんの本が発売になります。インターネット(アマゾン・楽天)では、発売前(8月17日ごろ)から、情報がアップされて予約可能になります。全国の書店発売は9月1日からになりますが、地方の書店や小さなお店では、何日か遅れることがあります。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんが自身の体験に基づいて明確に答えています。書店に在庫が無い場合は、書店を通して取り寄せいただければ入手できます。興味のある方はこの機会に是非、お買い求めください】
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■霊能者SHUN(シュン)[著]
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方
