この方が送信してきた他の画像にも良くないもの(念)が入り込んでいました。それは庭に置いてある“真っ黒な石”です。このブログでも「川原にある石は、因縁がこもっていることが多いので、安易に持ち帰るべきでない」と何度も書いてきました。依頼者に確認したところ、この石もお父さんが川原から拾ってきたものでした。私はこの石の画像を見た時に、「大河ドラマ」の合戦のシーンを見ているような戦の場面が頭をよぎりました。とても古い因縁でこの念を込めた人の顔は浮かんでは来ません。時間が経過しすぎてしまい、霊体としての形も崩れてしまっているように感じました。ただし、川を挟んだ戦いの中で、敵に殺された悔しさや無念の思いがこの石にはこもっています。この石の黒光りしている状態は、自然にできたものではなくて、この思いが入り込んだことで変色したように感じました。以前、山陰地方のお寺で、白御影石の墓石が緑色に変色してしまったことがありました。それはこのお墓に納骨された方が、自分の意思に反して、このお墓に入れられたことを強く恨んだことで引き起こされました。そのように人の思いによって石のように強いものでも変形・変色することはあるのです。あとは、「木彫りの熊」です。北海道のお土産の「木彫りの熊」は時々見かけます。ただ、多くの場合、熊の体には刃物で彫った痕跡が、何本も残っています。きっとこのような民芸品の作者は、一本削るごとに気持ちを込めて作っていらっしゃるのだと思います。ただ、人の思いは常にポジティブで明るいわけではありません。悲しみや怒りや苦しみの思いを抑えて、作業をしているときもきっとあると思います。霊的に間口の狭い方であれば、大きな影響が出なくても、私のように霊的に敏感な人間は、「木彫りの熊」に入り込んだ職人さんの思いを感じてしまうことがあるのです。それがもし、ネガティブなものであれば、その影響は私にも伝わってくるのです。ですから手作りの作品は、良し悪しがハッキリしています。特に時間をかけて、一筆ごとに思いを込めて作られたような作品は、作者の思いが伝わりやすいのです。それは良いこともありますが、逆に出ることもありますから、気を付けた方が良いのです。このようにこの方が送信した画像は5枚のうち3枚は良くない念を感じました。
他にもこの方から鑑定依頼を受けた画像では、以前、ありえない状況があって驚かされたことがありました。それは画像に写った人物の表情が変わっていくのです。画像は、依頼者が友人4人で旅行へ行った時に観光地で記念に撮影したものです。4人が笑顔で写っている画像なのですが、その隣に足と体のない人の顔だけが並んで撮られていたのです。それは同じ場所で何枚か撮られた画像の中の1枚でした。依頼者は、この画像の鑑定を私に頼んだ後、それから数か月して、別の心霊写真の鑑定を再び私に頼んできたのです。心霊写真の疑いのある数枚の画像の中に以前、私が確認したこの画像が含まれていました。私はこの画像のことをよく覚えていました。それは最初にこの画像を鑑定したときには、撮影時にまぎれこんだこの女性の悲し気な表情が強く記憶に残ったからです。それは撮影したこの土地に関係する女性の霊でした。しかし、2回目に同じ画像を確認したときは、写り込んだ女性の霊の表情は、目が吊り上がり怒りに満ちてカメラを睨んでいたのです。これは数か月後に同じ場所で画像を撮り直したのではありません。数か月前に私に送信した同じ画像を再び送ってきていたのです。ですから画像に写った人の表情が変わることなど、普通ならあり得ないことです。しかし、私の印象は大きく変わりました。最初は画像に移り込んだこの女性には何か哀れな感じを持ちました。しかし、同じ画像なのに今回は、鳥肌が立つくらいに怖さを感じました。私はこの女性の霊が何に怒っているのかを探りました。そして画像の持ち主が、この霊の写った画像を心霊写真としていろいろな人に見せていることに腹を立てているように感じました。私は依頼者に、画像に写った顔だけの女性はこの土地に関係のある霊であることを伝えました。そしてこの画像は直ちに消去するように伝えました。それは、霊の写り込んだスマホを持ち歩くことで、依頼者に予期せぬアクシデントや不幸が降りかかる可能性を感じたからです。皆さんも何か嫌な感じのする“土産物”を持ち帰ってしまったら、直ちに処分された方が無難です。そこからあなたの人生の歯車が狂い出すことがしばしばあるからです。