私は霊の影響によってさまざまな場所から出れなくなったことが過去に何回もあります。霊の影響を受けている方と出張鑑定でお会いするときなど、相談者と私が会うことを邪魔する不浄霊によって、鑑定場所に辿り着けないことはよくあります。カーナビが誤作動することは多いですし、警官に教わった行き方が、目的地の逆方向だったこともありました。そうやって苦労してお会いできたとしても、そういったケースでは、帰りもスムーズに帰してはくれません。カーナビが誤作動して住宅街の中を車で何周もさせられてそこから出ることが出来ないのです。仕方なくもう一度、出張鑑定先のお宅へ戻って、帰り方を紙に書いてもらったことがありました。徒歩で鑑定先から帰る時に、駅へ向かう途中に道で迷ったことは何度もあります。駅から訪問先へ向かう時は、角を2回しか曲がっていないのに、曲がる場所を間違えているのです。ひどいときはお訪ねしたマンションのお部屋からマンションの外へ出ることが出来ずに、マンション内を何分間もグルグルと歩き回ったこともあります。

 その一因として、“私がボーっとしている”こともあります。私は霊的な間口が広いので、普通に過ごしていると入ってくる情報量が多くて、何もしていなくてもすぐに疲れ切ってしまいます。そのため普段は霊的なスイッチをオフにしていて、何も考えずに、すれ違う人の顔も見ずに、頭のメーターを1ミリも動かさないようにして過ごしています。これは私が間口が広いことで外に出れなくなったり、人と会えなくなった状態から、何とか一見普通に社会生活を送れるようにするために、自分で身に付けた“処世術”なのです。ですから半分、眠っているようにしながら私は生活しています。そして、出張鑑定でお宅を訪問するときは、訪問先のインターホンを押した瞬間にスイッチをオンにします。そしてお顔を見た瞬間に、覚醒して頭が回り出します。ですから霊視鑑定が終わって、挨拶をしてそのお宅を出ます。その瞬間にスイッチはオフに戻しますので、ボーっとしてしっかりと物事を考えることはなくなります。それは電話鑑定でも除霊でも同じです。このオン・オフが非常に激しいので、帰り道を忘れるぐらいは当たり前にあります。

 ただ、これが霊的な問題が絡んできた場合、本当に面倒なことが起こります。先日、用事があって駅前の商業施設の地下にある車1000台は止まれるような大駐車場に車を止めました。私は普段ボーっとしていますので、帰りに止めた場所が分からなくならないように、駐車した車の隣に書かれた駐車番号は必ずスマホで撮影しておきます。しかし、用事を終えて駐車場に戻り、駐車場所を確認しようとしたところ、確かに写したはずの駐車番号が、スマホに残っていなかったのです。私は霊的な間口が広いために、地下はとても苦手なのです。地下は閉塞感が強く、上から降りてくる念や想念も多いのでとても息苦しいのです。私は我慢できなくて、一度地上に上がって、しばらく休んでから、呼吸を整えて地下の駐車場に戻りました。そしてフラフラになりながら、何とか車を探し当てて、車内に転がり込みました。車の中は何重にも結界が張ってありますので、霊的なものの影響を受けることは、まずありません。その時は4日もかけて行っていた除霊の最中でしたので、私が祓っていた不浄霊が元々、不浄霊が好むこの空間に来て、私に自分の力を見せつけてきたのです。

 このように特に「除霊」や「浄霊」を行うときには、祓う不浄霊がさまざまな形で敵対してきます。ビルのオフィスやフロアから出れなくなったことも何度もあります。これから間口の広い人にとっては厳しい時期に入っていきます。ここ3~4年は無事に過ごしていますが、注意を怠らないように心して暮らしていきたいと思います。

 


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