私は成人してからさまざまな感覚が異常になっています。子供のころは霊的に開いてはいましたが、肉体の感覚は正常でした。霊的な間口は霊体験をするごとに広くなっています。したがって今まで何百回と霊体験をしてきた私の間口は、子供のころよりもはるかに広くなっています。その影響があるのだと思います。たとえば“眠たいとか、眠れないとか”睡眠に対する欲求が大幅に狂っています。私は眠ろうと思えば、一日中眠り続けることが出来ます。布団の中でただ、目を閉じているのではなく、目を閉じて睡眠状態に入ります。それを４～５日間ずっと続けることが出来ます。逆に眠らないで起きていようと思えば、何日間も眠らずに起き続けることが出来ます。私はサラリーマン時代に非常に忙しい会社で働いていたことがあります。その部署にはその仕事がやりたくて入ってきている社員が集まっていました。ですから新入社員も定年近いベテランも女性も、全員が毎週２日ぐらいは徹夜で働いていました。しかし、私は最高で１週間に５日間、徹夜をしたことがあります。３日間連続で眠らずに仕事をした後、２日間は普通に睡眠をとりました。その翌日からまた２日間、連続で徹夜で働いていたのです。浄霊では夜の時間帯に何度もマントラを上げますから、その間は精神的に一種の興奮状態になります。そのためまったく眠気がささずに、気が付くと３日ぐらい寝ないでいることがあります。
あとは食欲も異常になっています。忙しい時に食事を摂る時間が作れないことがあります。そんな時に「それでいいや」と思うと、食べなくてもまったくお腹が空かないのです。そして食事を摂ることが面倒になると、気が付けば４～５日間何も食べていないのです。逆に自分で「食べよう」と思えば、１日６食でも８食でも食べることはできます。一日中食べ物を口に入れていることもあります。ですから１週間で７キロぐらいの体重の増減はしばしばあります。出張鑑定で何人かの方と続けてお会いすると、ある人からは「太りましたねえ」と言われ、１時間後に別の人と会うと「痩せましたねえ」と言われることもあります。それは前回会った時期が二人で異なっているために、今の私を見た印象がまったく違って見えたのです。
あとは温度に対する感覚もずれています。よく出張鑑定でご自宅までお邪魔すると、室内の温度について「暑くないですか」とか「寒くないですか」とお気遣いいただきます。私はこれについても、どちらでも対応できます。ですから実際の温度に関わりなく、１００％「大丈夫です」と答えています。夏の暑い日に周りを見ると、皆さんが大汗をかいている中、エアコンのない室内で汗をかかずにすましていることがあります。逆に冬の寒い日に周りの人が暖房や防寒具を着て過ごしている時に、長そでのシャツ１枚でいても苦になりません。
他にはトイレもそうです。トイレに行こうと思えば、１５分に１回、トイレへ入ることがあります。逆に行くのをやめようと思えば、水分を取っているのに丸１日トイレを我慢することもできます。ですから私は出張鑑定や除霊で、長い時だと４時間とか６時間お邪魔することがあります。しかし、その間にトイレをお借りすることはほとんどありません。
さらに味覚もどうにでもコントロールできます。おいしいものを食べれば、もちろん「おいしい」とは思います。でも、おいしいものを食べなくてもまったく不満はありません。何かを口に入れていれて栄養を補給していれば、それで満足なのです。ですから昔は１日１食だけ摂って、あとはサプリだけで何年間も過ごしたことがあります。食事を摂れば内臓を休めるために眠らなければなりません。大量に食事をする相撲取りが昼寝をするのと同じことです。忙しくて眠る時間がまともに作れなかったときに、食事の回数を減らすために始めたことですが、気が付けば、体調も良く快調に過ごしていたのです。ですから私は食に対するこだわりは何もありません。好き嫌いは１点だけ食べれないものはありますが、それ以外なら出された食事は１００％有難くいただいています。おかずが少なくても、コンビニのお弁当が続いても、まったく不満はありません。
ですから私には、眠いとか、お腹が空いたとか、暑いとか、トイレへ行きたいは何もないのです。こだわりを持つことは人生を面倒なものにしていきます。こだわりを持たずに自分に与えられたものをありがたく受け入れて、風のように楽に生きていくことが理想なのです。
