私は自殺について、”それはどのような理由があってもするべきでない”とこのブログの中でも何度もお伝えしてきました。それはよく言われているように「死ぬ気になれば何でもできる」とか、「残された家族や友人が悲しむ」といった理由からではありません。自殺をした方にその理由を尋ねると、「誰かに対する当てつけ」や「自分の正義を貫くため」と言った理由もありました。ただそれらは少数派で、「今の苦しみから逃れたかった」とか、「生きる気力を無くした」というものが最も多いのです。しかし、私が自殺した後の魂と何度かつながった経験から言うと、今の苦しみから逃れるどころか、生きていた時よりももっと熾烈な苦しみが、無間地獄のように延々と繰り返されるのが、自殺者に待ち受ける死後の世界なのです。 つまり、現実の苦しみから逃れようと思って自殺をした結果、現実よりも何万倍もの苦しみに苛まれることになるのです。それでは死を選択したことの目的に見合いません。だから「自殺をするべきでない」とお伝えしているのです。

 

私は自殺をした方のご家族から、

「どうしても自殺をした理由が分からないのです。どうして息子が自殺をしたのか、その真相を教えてください」とか、

「死んだ娘が今、何を思っているのか声を聞かせてください」

と頼まれたことが何度もあります。中には私のブログを読んで、自殺者に待ち受ける熾烈な死後の世界から救うために、

「死んだ息子の魂をシュンさんの力であの世へ押し上げてください。死んだ後まで、さらに苦しみが続くなんて親として堪えられません」

と言われ、浄霊によって自殺者の魂をあの世へ押し上げたこともあります。

 

人の霊的な波長は指紋と同じように人それぞれですべて異なります。この波長は生まれてから死んだ後まで極まれな例外を除いて変わることはありません。つまり生きている人と同調して霊視を行っている私からすれば、死んだ後の魂とつながることは何ら問題はないのです。実際に亡くなった後の魂とは何度もつながって、死者の意向を伝えることで、相続の問題や身内同士のトラブルを解決してきました。

 

ただ、つながる相手が自殺者となると、状況は一変します。まず、同調してもほとんどの場合、気持ちや意見を求めることさえできません。こちらから何かを語り掛けることなど、できない状況がほとんどなのです。先日も焼身自殺から1年が経った20代のお嬢さんに、ご遺族から頼まれて同調しました。ご両親はどうして娘が自殺したのか、その真相を知りたかったのです。ただ、その女性とつながった瞬間、世界は一変しました。

「熱い、熱い、熱いよう~、助けて!助けて!熱い~」

という阿鼻叫喚の絶叫しか聞こえてこないのです。それでも今の思いを何か感じ取ろうとしてつながっていたのですが、次に聞こえてきた言葉は

「まだ、死ねない、まだ死ねない、まだ死ねない、早く殺して~」

という叫び声でした。これ以上同調することは私の体が持ちませんから、事情を説明して、私はこの依頼をお断りしました。これが多くの場合、自殺者に待ち受ける死後の世界です。これを長いときは100年以上も続くことになるのです。

”自殺をすると地獄に落ちる”

と言うのは、まさにこの堪えがたい苦しみが延々と続く状況を指しています。ですから自殺はどのような事情があってもするべきではないのです。

 


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