今回は私自身の中にも悪い意味で慣れがあったのかもしれません。最近は除霊中にここまでひどい霊障を受けることはありませんでした。除霊に際しては、まずはどのようなものが憑いているのかを最初に確認します。今回、相談者の方に憑いているものは、老人の不浄霊が元凶になっていました。ただし、この不浄霊は、相談者の方と特に因縁因果のある霊ではありません。因縁因果のある者、そして時代が古いものや憎しみや恨みの念が強いものであれば、容易に祓うことはできません。祓ってもしつこくまた憑いてきますので、除霊も困難になります。その際は私も相当に心して取り掛からなければなりません。

 

ただし、今回は因縁因果は感じませんし、時代も特に古いものではありませんでした。相談者の方の霊的な波長とこの不浄霊の霊的な波長が合ったことで、憑依してきたものです。だからと言って決して油断できるような霊は一体も無いのですが、今まで厳しい除霊や浄霊をクリアしてきたことで、私の中に危機感が足りなかったのは否めません。この不浄霊ならば、スムーズに祓えるだろうという妙な自信はありました。

 

除霊や浄霊は本来は、命がけで行うような危険なものです。もっと謙虚に細心の注意を払って行わなければ、一瞬のタイミングがずれたことで、私に不浄霊の影響が倍返しになって出てしまうリスクは常に抱えているのです。

 

さて、私の状態ですが、おとといこのブログを更新し始めたころから、ようやく回復してきました。仕事もまだ、普段通りとはいきません。それでも普段の半分以上はこなすことができるようになりました。私はまず、私自身の除霊を3日間続けて受けてきました。私に憑依しているものは除霊の1日目で祓えたのですが、心身のダメージが大きくて、祓ってもすぐに体が反応してこないからです。そこで除霊にも使うマントラを唱えながら、私の心身を覚醒させるための施術を除霊の2日目と3日目に受けてきたのです。

 

それと同時に病院へも通いました。よく霊能者と言われる方は、“霊障は霊の問題に起因しているから、医者の治療を受けても効果はない”と言う人がいます。それは間違っています。霊障によって身体は予期しない反応を引き起こします。その原因を除霊によって取り祓ったあとは、医者の治療が今までよりもスムーズに効果を発揮することはよくあります。また、霊障によって引き起こされた肉体の痛みでも、薬の効果で痛みを軽減できることもしばしばあります。ですから霊障が原因でも、医者へ通うことは意味があります。

 

まず、最初に霊障を受けた8日の夜に39度を超える熱が出ました。家にあった解熱剤やビタミン剤を飲んだところ、翌朝には熱が35度8分まで下がりました。それで体も楽になって安心したのですが、その日の午後にはまた39度を超える熱が出ました。そしてまた解熱剤とビタミン剤で熱を36度以下まで下げました。こんなことが3~4回続き、熱は一旦は下がるのですが、またすぐに上がってしまうのでした。

 

そのため医者へかかりましたが、医師にはこんな時期ですので、肺のレントゲンと肺のCTと心電図、そしてPCR検査を受けさせられました。幸いPCR検査も陰性で、肺炎の疑いも無くなりましたが、それでも熱は下がりませんでした。ただ、これも3日間の除霊が終わると、少しずつ体が回復してきました。熱はその後2日くらいで突然、平熱に戻りました。17年前にひどい霊障を受けた時も、治る前日の夜は、一晩中大量の汗をかいて、うなされていました。そして朝を迎えると、身体が嘘のように軽くなっていて、半年間続いた霊障から突然解放されたのです。今、心身は急速に回復してきました。ブログもまた再開しています。この間、ご心配や励ましの連絡を数多くいただきました。ご心配いただきました皆さん、本当にありがとうございました。今日からまた、慎重に対処しながら、霊の問題と対峙していきたいと思います。