霊的に非常に悪い場所にいるときや悪いものがやってきたときに、その対象や周囲の物が揺れたり歪んで見えることはよくあります。先日の夜、外出先から帰ってパソコンを開くと切羽詰まったメールが目に飛び込みました。そこには
「また不浄霊が襲ってきています。どうか助けてください」
と書かれていました。送信してきた方は、もう10年以上も前からしばしば霊障に悩まされています。
霊的な間口は霊体験をするたびに広くなっていきます。霊に憑依されることもそれを祓うことも霊体験です。ですから霊障を受けてそれを祓うごとにこの方の間口は広がっていきます。今では霊能者とあまり変わらないぐらいに霊的な間口は開いています。それとともに強いものや悪いものの霊障も受けやすくなるのです。
私はすぐに
「これから準備をして1時間後には遠隔でパワーを送ります。安心してください」
とメールを返しました。そして予定通り1時間後には、この方の室内を思い浮かべて、そこへ意識を持っていきました。そしてマントラを唱えながら、パワーを送り、不浄霊を遠ざけていきました。
ただ、そのときに、私の部屋が何度か揺れたのです。それも地震かと思うくらいにしっかりと揺れました。私は驚いて目を開けました。揺れはしばらくして完全に収まりました。しかし、部屋の中の本棚やタンスの影が揺れているのです。私の部屋の照明は天井から吊り下げられているものではなく、天井にピタリとはまっています。ですから揺れが止まったあとに照明が揺れることはありません。それなのに影が揺れているのです。私は目を凝らして部屋の中を見渡しました。するとハンガーにかかっているシャツが、やはり風もないのに揺れています。
このような状況を目にしたとき、それは2つの原因が考えられます。1つは私の目がおかしいことです。視力に問題があって本来揺れていないものが揺れているように見えるケースです。そしてもう一つは確かにそのものが揺れているケースです。理由は分かりませんが、影やハンガーは実際に揺れていたためにそのように見えたケースです。そして答えはおそらく後者になります。
昨年、土地の浄霊で訪れた新潟県の廃神社のことはこのブログで書きました。私が訪れた中でもワースト3には入る最悪の廃神社でしたが、この神社では本殿に向かう石段も石塔も本殿もすべてが歪んでいました。石段が歪むというのは想像できないかもしれませんが、相当に注意して歩かなければ、足を滑らせるぐらいに、石は削れて上下左右に大きくゆがんでいたのです。敷地のわきにある倉庫までが斜めになっていて今にも倒れそうでした。
このような空間では時空は完全に歪んでいます。これは目の錯覚ではなく、現実にゆがんでいて今でも揺れ動いています。こういった場所に立つとめまいがすることが良くあります。それは私の三半規管が不浄霊の影響を受けて感覚が狂ったのではありません。その土地の時空が不浄霊によってゆがめられているのです。ですから今回、私の部屋で起きた怪現象は、私が霊障を受けた女性と遠隔で同調したことによって、この女性に悪影響を与えている不浄霊が私の部屋に入り込んだのです。そして私の部屋の時空が変化したことによってハンガーや影が揺れ始めたのです。