先日、このブログでシンクロニシティについて書きました。意味のある同時性のことで、一見するとただの偶然のように見えることでも実はちゃんとした理由があってつながっている出来事のことです。私の周りでもさまざまなシンクロニシティがしばしば起こります。今日は午後から杉並区まで出張鑑定へ出かけてきましたが、家に戻ってパソコンを開くと”やはり”驚かされる出来事がありました。今回はそれについて触れたいと思います。

 

以前、出張鑑定という形で時々お会いしているAさんとBさんがいました。お二人には面識はありませんし、何の接点もありません。当時、Aさんは、1~2か月に1回、神戸から東京までやってきていました。何かの相談というよりも、Aさんが体験している霊現象の意味や霊の世界についての疑問を解決するために、私に質問に来ていました。そして帰りにはAさんに悪影響を与えているものを祓って神戸まで戻っていました。その頃、京都に住んでいたBさんから、2か月に1回ぐらい、自宅に来てほしいと依頼を受けていました。内容はBさんのお仕事やお子さんの進学などについての相談です。依頼を受けるたびに私は新幹線で京都まで日帰りしていました。そのころにたとえば、土曜日にAさんが東京までやってくると、翌日の日曜日に私が京都までBさんに会いに行くことが何回か続きました。もちろんその逆もありました。1~2か月に1回と、2か月に1回の割合で会っているお二人が、土日に続けてお会いする確率を考えると、毎回のように私がお二人と続けて会うということはありえないことです。こういった状況があまりにも続いたので、どちらかから出張鑑定の申し込みがあると私も意識をするようになったのです。それでもお二人の鑑定日はしばしば続いたのでした。私には私を信頼して相談に来ていたお二人が、私を通してつながっているように感じたのです。

 

同じようなことはメールの送受信でもしばしば起こっています。お名前が一文字しか違わない方で私に時々相談を寄せる方が2人います。この方たちもまるで図ったように同じ日に、しかも続けて受信トレイにお二人からのメールを受信していることがよくあるのです。また、メールアドレスが似ているお二人のメールが、受信トレイに並んでいることも良くあります。こういった場合、お名前を間違えることは失礼ですので、私はメールを何度も確認することになります。その分、こういった状況の二人の名前も私の記憶に残ります。このケースでは、並んでメールを受信する方々はそれほど頻繁に私にメールをよこしているわけではありません。半年に1回くらいの頻度でそれぞれがメールを送信しているのですが、私が受信する時間はなぜか続くことになります。きっとユングが提唱している集合的無意識の世界でつながっているのだと思います。

 

今日は1時に杉並区内にお住いの方のご自宅までうかがってきました。午前中にメール鑑定の回答を2件送信して、受信トレイをチェックすると見覚えのある方から相談を依頼するメールが届いていました。この方も同じ名字の方で、しばしば依頼が重なる人がいました。この方からメールが来たのは1年ぶりだったのですが、何かもう一人の同姓の方からも依頼のメールが来るような気がしました。そして杉並区の出張鑑定を終えて家のパソコンを開いたところ、冒頭でお伝えした通り、”やはり”届いていたのです。1年に1回ぐらいの頻度で送られてくるメールが何度も同じ日に届くことも普通ではありえません。

 

シンクロニシティは特に珍しいことではなく生活のあちこちでしばしば出現します。それは人間は意識の深いところではつながっているから起こる現象なのです。そして、生き方や考え方が近い人ほど、シンクロニシティは起きやすいのです。ネブラスカの聖歌隊の少年少女のように同じ神を信仰しているとか、私の周囲の皆さんのように霊の世界やスピリチュアルに同じように興味を持たれている皆さんもつながりやすいのです。