皆さん、明けましておめでとうございます。今年も1年が始まりましたが、皆さんにとって幸せな1年になることを心からお祈りいたします。私は昨日は行方不明の方の捜索で千葉県の河川敷の荒れ地を暗くなるまで歩き回っていました。今日はまずはブログを書いて、それから毎年私と会ってから1年のスタートを切りたいという方がいらっしゃいますので、車で一走り出張鑑定へ行ってきます。わたしにとっては例年通り、特に祝い事もない、いつも通りの元日になります。それでも元日ですから、いきなり因縁因果や怨念の話ではなく、少しは明るい話を書きたいと思います。
私は毎日、皆さんから相談を受けて、良い解決策を探しています。皆さんの希望に添えない回答もありますが、それでも最善の道筋をお伝えしたいと思っています。私に相談される方は、すべての方が真剣な悩みを抱えています。それが病気のことであれ、お金の問題であれ、恋愛についてだとしても、本人にとっては重要な問題なのです。ですから私も真剣に話を聞いて、神経を集中させて、悩みの先の未来がどのようになるのかを感じ取っていきます。
ただ、悩んだり苦しんだりしている皆さんの多くは気持ちの切り替えが上手くありません。たとえば会社に嫌な上司がいるとします。9時に会社に入って夕方の5時に会社を出るとします。嫌な上司が目線の先にいれば、その8時間はとても不快で緊張する時間になります。自分でどれだけ気持ちを前向きにしようとしても、明るく振舞おうとしても、目の前に嫌な人がいて気持ちだけ明るくすることなどできることではありません。意識を変えるには認識を変えることが必要なのです。自分で人生はこれからどんどん良くなっていくといくら言い聞かせても、自分で素直にそう思える=認識が持てなければ、意識だけを良くすることは困難です。
ただ、そうだとしても、夕方の5時に会社を出てから翌日の9時に会社に入るまでは、嫌な上司は目の前にはいません。この16時間は本来はあなただけの誰にも邪魔されない時間になります。ですから会社に行くのが嫌でも1日の3分の2は明るく楽しい時間にすることが可能なのです。しかし、多くの人はこの16時間まで嫌な時間にしてしまいます。それは嫌なことがあればどうしてもそれを引きずってしまい、気持ちを切り替えることができないからです。でもそうなると、仕事をしていない時間まで、重たく苦しい時間になってしまいます。朝起きてから、夜寝るまでずっと苦しい時間になってしまっては、息を抜くこともできず身が持ちません。楽にできる時間まで、自分で苦しみの時間にしてしまうことは、実にもったいないことです。
息を抜くのは決して怠けることではありません。心身の休息をとることで、また明日頑張るパワーが生まれてくるのです。くたくたな状態で頑張り続けても、自分の視野はどんどん狭くなります。その結果、ミスが出ます。ミスを責められたり、その責任を痛感することで、自分の対するプレッシャーはより強くなり、そのことでさらに視野が狭くなって、またミスを犯してしまうのです。そうやって悪循環にはまり込みます。
疲れてきたと思ったら、無理して頑張らずに、一息入れて心身をリフレッシュした方が、良い結果に結びつきます。私から見れば、休息をとることも気持ちを切り替えることも、次に遠くまで走り続けるための助走のようなものなのです。機械でも定期的にメンテナンスをしなければ壊れてしまいます。肉体や精神の問題は意気込みだけで改善することはできません。機械よりも弱い人間は機械よりも休息(=メンテナンス)を取ることが必要なのです。(2)へ続く
