以前、このブログで国道1号線を歩いている霊について書いたことがあります。神奈川県の箱根町から、小田原~横浜を通って、東京都品川区の鈴ヶ森刑場跡を目指して歩いている女性の霊でした。霊は瞬間移動ができます。たとえば私が大阪に住んでいる人と電話で話しているとします。そのとき相手の背後にいる霊の存在を感じたとします。この霊が電話相手の方に悪影響を出しているため、除霊の話を始めた瞬間、電話相手の背後にいた不浄霊が、私の真後ろに座ってこちらを睨みつけていることがあります。これは不浄霊が大阪から東京まで一瞬で移動したことになります。
行方不明の方を見つけて欲しいと頼まれて、その方の画像を送信してもらいました。私は画像からこの方の霊的な波長を感じ取り、地図を見ながらどこからこの波長が発信されているのかを探ります。集中力を高めていく中で、川に沿った小道や山道の中にあるトンネルが浮かんできました。この道を歩いている行方不明の方の顔もハッキリと見えてきました。画像から感じ取った霊的な波長を合わせて同調した瞬間に、この方が私の隣に立っていることがあります。この方は残念ながら、すでに亡くなっていて霊となって私のところにやってきたのです。
つまり霊はどこかへ向かうときに道をわざわざ歩いて進む必要はないのです。それでも時々長い道のりを歩いて移動している霊がいます。時速5キロのスピードで、1日50キロの距離を正確に移動していたりします。それはその霊が成仏できていない理由となる人や場所が、歩いている道のりの中に入っているケースや歩いていること自体に何かの目的がある場合になります。
今日、このテーマに触れたのは、先日、対面で3日連続で除霊を行った時に、同じ霊に3日連続で遭遇したからです。私は除霊を依頼してきた方のご自宅へ同じルートを通って車で通いました。2日連続で会った不浄霊に3日目も会った時、私はこの霊がどこかへ向かって歩いて進んでいることに気づきました。会った場所を地図で確認すると、毎日約30キロずつ北へ向かって進んでいたのです。
以前、高崎の家を浄霊して、結界を張ったことがあります。私がこの家に入った瞬間、この家の敷地が大きな霊道にかかっていることに気づきました。高崎には戦前まで、陸軍第14師団隷下の歩兵第15連隊の本部がありました。この連隊は明治17年に創設されて、日露戦争から終戦まですべての戦争に参加しています。太平洋戦争では中国大陸で戦った後に、南方への派遣命令が出て、パラオ諸島のペリリュー島で玉砕して壊滅しました。故郷を遠く離れた南の島で命を落とした1万を超える将兵の魂は、南から連隊本部のある高崎へ向けて今でも行進を続けているのです。多数の将兵の霊が連隊本部へ向かう道のりには、長い年月をかけて大きな霊道が作られました。霊道がかかっているこのお宅では、不思議な出来事や不幸な事故が度々起こりました。私がこちらのお宅へ伺っている間中、何千という兵隊が行進している靴音がずっと響いていました。
以前、サイパン島へ旅行へ行った方が、現地のjホテルで深夜に兵隊が行進している様子を目にしてから具合が悪くなったと言って除霊を頼んできました。硫黄島に派遣されていた大手ゼネコンの社員も島のあちこちで隊列を組んで行進している兵隊たちを目撃しています。瞬間移動できる霊ですが、何かの目的があれば、ずっと歩き続けることもあるのです。
