トンネルが長いと何が問題なのか。これも霊的な間口の狭い方にはほとんど影響はありません。ただ、私のように間口の広い人間にとってはとても危険で、時には不安に押しつぶされそうになります。人が無意識に発信している思い=霊はくが店内に滞留することは今述べた通りです。そして霊はくは、ただその場にとどまるだけでなく、地階があれば下へ下へとどんどん下がっていのです。他に地上に普通に漂っている雑念もまるで重さがあるように下へ下がっていきます。
だいぶ前ですが、このブログで私が恵比寿ガーデンプレイスの地下通路を歩いている時に、上から降りてきた霊的なもの(=霊気)によって気持ちが押しつぶされそうになったことを書きました。具体的には頭がクラクラしてきたり、頭痛や悪寒がしてきたり、視野が狭くなってきます。それがもっと昂じてくると意識が飛びそうになります。
私もそうですが“デパ地下”は本当に苦手です。狭い空間に人がひしめいていますので、それだけでも飛び交っている想念が私を疲れさせます。さらに地下という空間は、上階にある霊気が降りてきますので、どのフロアよりも息苦しく重たくなります。
こういった重苦しさを感じながら、高速道路のトンネルでは時速100キロ以上で車は動いています。頭がクラクラして視界が狭くなった時点で、車を左に寄せて非常停止帯に車を停めたくなります。そのとき、運悪く左側の車線に車が連なっていて車を寄せることができないと、今度は気持ちの中の不安が見るみる増大してあっという間に“パニック障害”のようになります。脂汗をかき、飛びそうな意識を必死で保ちながら、非常停止帯まで車を運ばなければならないのです。私は実際、目を閉じてしまえば、大事故を引き起こしてしまいますので、右手でハンドルを握り、左手の指で上と下の瞼を思いっきり開きながらやっとの思いで非常停止帯に辿り着いたことが何度もあるのです。
ですから私の中では高速道路にある危ないエリアはすでに何か所もインプットされています。群馬県のみなかみ町と新潟県の湯沢町を結ぶ、関越自動車道の関越トンネルは、上り線が11キロ、下り線が10・9キロあります。このトンネルは現時点で山手トンネルに次ぐ日本で2番目の長さの自動車トンネルです。上信越道の碓氷軽井沢インターチェンジから佐久平パーキングエリアまでの約16キロの間には、山道の中、約10個のトンネルが連続しています。こういった高速道路上の危ないトンネルが山間部を中心に各所にあります。ですから山手トンネルと東京湾アクアトンネルが連続するこの日のルートは、私にとってはかなり勇気のいるものだったのです。
結果的には行きは、日中で高速道路がとても空いていたことから、一気に道中の“海ほたるパーキングエリア”までたどり着くことができました。また帰りは、海ほたるでしっかり休憩を取ってから東京湾アクアトンネルを抜けましたが、湾岸線に入るとすぐに夕方の大渋滞に巻き込まれてしまいました。ただそのことで逆にノロノロ運転で安全に山手トンネルを抜けることができたのです。
私はいつもこのように、何とかギリギリで大きな事故をクリアしながら生きています。間口の広い方は霊気は下に降りることを認識して、行動の指針にしていただけると良いです。