昨夜、たまたま家でテレビをつけたところ、心霊写真や心霊スポットを扱った番組が放送されていました。その中で、タレントさんが心霊スポットへ行った様子が映し出されていましたが、霊的に見るとかなりひどいところで驚きました。私が見た映像は、タレントさんが廃病院へ潜入するものでした。画面には崩れかけた廃病院の壁に第7病棟と書かれた矢印が映りました。そしてカメラはこの病院の中の様子を映し出していたのですが、霊体が何体も映像に映り込んでいました。それはどれも昭和の時代だと思います。ものすごく古いものではないのですが、変な言い方ですが、どれも妙に生き生きとしてしていて、病院の中を歩き回っているのです。

 

少なくとも病棟が7つあるとすれば、それなりに大きな病院だったのでしょう。おそらく緊急の患者も受けいれる救命救急も行っていたと思います。片足がぶらぶらになって足を引きずりながら廊下を歩いている霊や何かの事故で顔の半分が吹き飛ばされて血まみれの霊もいます。ミイラのように顔全体に包帯を巻いている霊やひじと手首の関節があり得ない方向へ曲がっている霊もいました。この病院で亡くなった後、引き取りてがなくて、帰る場所のない霊が、行き場が分からなくて病院の中を何年もさまよっています。

 

私も廃病院や病院には、これまで数多く行っています。夜勤の看護師さんが何人も霊を見ていて辞めてしまうとか、霊を見た入院患者がそのことを地元でたびたび話すために、”幽霊病院”というレッテルを張られて患者さんが来なくなってしまったところもありました。私はそんな病院の中に入り、院内に溜まっている不浄霊を祓い、建物の周囲に結界を張って再び不浄霊が入り込まないようにします。こういった危ない病院をたくさん見てきた私でも、昨夜見た廃病院はかなりひどくて驚きました。

 

また、取材に行っているタレントさんやスタッフが心配になりました。いつもお話ししているように、霊の影響を受けるのかどうかは、その霊と自分の霊的な波長が合うかどうかで決まります。そこには因縁因果も理由もまったく関係ありません。因縁因果によって霊障を受けることもありますが、根本的には波長があれば同調できますので、何の理由が無くても霊の影響を受けてしまいます。この廃病院のような心霊スポットには、数多くの不浄霊が溜まっています。数多くの不浄霊はそれぞれが別個の霊的波長を持っています。もし、昨日の廃病院へスタッフや出演者が10人で入ったとすれば、2人ぐらいはいずれかの不浄霊と同調したとしても不思議ではありません。

 

よくこういった場所へ「ふざけて行ってはいけない」と言います。それは不謹慎だからやめなさいと言っているのではなく、もし、不浄霊と同調してしまうと、とんでもない霊障を受ける可能性があるから、やめなさいと言っているのです。私から見れば、わざわざ危険なところへ自ら足を踏み入れる気持ちが理解できません。

 

昔から言われていることは、根拠のない迷信のように感じても、確かに言い当てていることは多くあります。皆さんも「行ってはいけない」と言われている場所へは、決して近づかないでください。霊の問題は同調しなければ何の影響もありません。ただし、もしつながってしまうと、命に関わるぐらいに人生をゆがめてしまうものなのです。