また、三重県鈴鹿市で痛ましい事故が起こりました。昨日の午前2時半ごろ、閉店したパチンコ店の廃屋を探検していた18歳の会社員の男性が、2階から転落して死亡しました。まずは亡くなった方の魂が、すみやかに成仏するよう心からお祈りいたします。警察によるとこの男性は友人ら5人で午前1時半ごろにこの廃屋に入りました。そして廃屋の中を探検している際に、2階の扉を開けて進んだところ、そこには床が無く、8メートル下の駐車場に落下して亡くなったのです。

 

きっと肝試しのつもりで軽い気持ちでこの廃屋に入ったのでしょう。私はニュースでこの廃屋の映像を見ましたが、悪念がかなり溜まっていて、その悪念に引き寄せられるようにして不浄霊が何体か見えました。まず、この廃屋が元々パチンコ店であったということが問題です。欲の絡む場所にはそこに寄ってきた人間たちの悪念が溜まっていることがよくあります。競馬場や競艇場なども人の欲がたくさん溜まっている場所です。歓楽街にある風俗店や飲食店の中にも溜まっているお店があります。

 

私はパチンコ店の解体工事を請け負った解体屋さんから、おかしな事故が多発していることで、建物のお祓いをいて欲しいと頼まれたことがあります。その解体業者によると、この解体工事は、最初は別の会社が請け負っていたそうです。しかし、作業を指揮していた責任者の両手の上に天井から鉄骨が落ちて手首から先を切断したため、この会社に代わって工事を引き受けたと言いました。そしてこの会社が解体作業を始めてからも事故は続きました。私が解体中の建物の中に足を踏み入れた時に、頭がグルグル回って倒れそうになり、悪寒がしたことをよく覚えています。それだけ強い悪念や悪霊が入り込んでいたのです。

 

心霊スポットとして、よく廃病院が取り上げられますが、欲の絡んだ場所も注意が必要です。私は今でも東京の銀座や大阪の新地でお店を経営している方から、定期的にお祓いを頼まれています。いろいろなお客様が訪れる中で、良くない念を自ら発信したり、或いは拾ってきたものをお店に落としていく人もいます。霊的な間口の狭い方はどれだけ悪いものでも、それが心身に入り込みませんから、極端に言えば、心霊スポットの中にいても何ら影響は受けません。ただし、間口が普通以上に広い方は悪いものと同調してしまいますので注意が必要です。

 

また、間口の広い方は、悪いものが溜まっている場所を心地良いとは感じません。どれだけ最高のサービスを提供しても、代金が安くてもそこにいるお客様は理屈抜きに居心地が悪いと感じます。つまり、定期的にお祓いをすることで、悪いものを祓って、お客さんにとって居心地の良いお店にしているのです。それは直接、売り上げのアップにつながることです。

 

話を元に戻しますが、この鈴鹿市の事故ですが、私から見るとただの廃屋ではなく、パチンコ店という欲の絡んだ場所であったことが、事故をさらに悪いものにしているのです。そして、もう一つこの事故を最悪の結果にしてしまったものがあります。(2)へ続く。