第430回 土地の波動

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先日、このブログで「動物はある意味、人間よりもはっきりと霊的なもの反応する」と書きました。その話を踏まえたわけではありませんが、植物も同じように”目に見えない力”に反応します。ここで霊的なものではなく、目に見えない力と書いたのは、植物は霊体や念だけでなく、その土地の力であったり、そこに働く磁力であったり、その場の空気など、もっと広く目に見えないものの影響を受けているからです。

 

以前、ベテラン刑事と話をしたときに、犯罪者の家は、観葉植物などが枯れていることが多いと聞きました。室内で育てている植物はもとより、マンションやアパートのベランダで植物を育てている人は数多くいます。普通に生活している多くの人は、植物に日光を当てて水や肥料を与え、植物は元気に育ちます。ただ、マンションのベランダを見た時に枯れた植物をいつまでもそのままさらしているお宅を時々見かけます。その部屋へ何気なく目をやると、霊的な問題が無くても、重い”霊はく(=ネガティブな想念の塊)”が渦巻いていることはよくあります。また、そういう状態は、不浄霊を呼び込みやすくするものでもあります。

 

先日、神奈川県の大山阿夫利神社で、登山道から外れた森の中で危ない目に遭ったことを書きました。今回、植物について書いたのは、最近、家の鑑定へ行った先で、同じような光景を目にしたからです。埼玉県の西部にあるそのアパートは最寄駅から歩いて20分、築年数が20年近いため家賃はとても格安でした。外観は古びているものの、室内はきれいにリフォームされているので住むことに何ら支障はありません。都心と違って家賃の割に室内も広いので、普通に見ればお得な物件に見えます。

 

ところが大家さんが言うには、このアパートはできた当初から満室になることはほとんどなく、6世帯のうち常に半分ぐらいは空き部屋になっています。今は、一人暮らしの男性が2世帯に住んでいて、6世帯のうちの4世帯は空いています。新しく引っ越してくる人がいても、みんな長くても2年、早い人は半年ぐらいで転居していくそうです。そこで何か霊的な問題があるのではないかと心配して、私に建物を見て欲しいと依頼してきたのです。

 

私はまず、アパートの敷地を見ました。するとやはり不自然に枝がねじ曲がった木々がたくさん植わっています。木であるのに一見すると蔦のようにぐるぐるとねじ曲がっているのです。これは明らかにこの土地自体から何らかの負のエネルギーが放射されているためです。また、空室のベランダを見ると、プランターに植えられた枯れ木がいくつもそのまま残されています。これも負の力を拡散させて悪いものを呼び込む一因になっています。

 

この土地は、この敷地に強い恨みを持って亡くなった不浄霊が残っているわけではありません。霊体や念の問題は何もないのですが、土地の波動が非常に悪く、さらに今まで住んでいた人たちの強い霊はくが残っていて、ここに住む人は理屈抜きに居心地が悪いはずです。これは体調を崩してもおかしくないレベルです。霊的に鋭い人であれば、不浄霊を呼ぎ込むきっかけになり霊体験をしても不思議ではありません。私から見れば今、このアパートに2世帯が入居していることの方が、逆に不思議です。いったいどれだけ霊的な間口が狭く、霊的に鈍感なのか、心配になるほどです。本来なら、人が集まる居住用のアパートなどを建てる土地ではありません。きっと農地にしても作物も育たないでしょう。そういった意味では”荒野”のような荒れ地になるしかない土地なのです。

 

私は所有者の大家さんに事情を説明しました。大家さんは土地に結界を張ってほしいと頼んできました。ただ、その申し出を私は断りました。もし、何か霊的な問題に起因しているのなら私でお役に立つこともできます。しかし、土地自体が悪いことが理由で、特に不浄霊や因縁因果も絡んでいないのであれば、結界を張っても答えは同じです。霊はくは祓えますが、それを祓っても土地の状態がこれでは人は集まりません。こういったどうにもならない土地も日本各地に点在しているのです。