今日は東京地方は午後から空は晴れ上がり、気持ちの良い晴天になりました。私は朝8時に家を出て、車を運転して埼玉県の北部まで行ってきました。途中できれいに咲き誇っている桜を車の窓からたくさん眺めました。そして桜の木の下にブルーシートを広げて、笑顔で宴会をしているグループもたくさん見かけました。ピンク色の美しい桜の花の下で酌み交わすお酒はまた格別なのでしょう。どのグループを見ても皆さん、笑顔で盛り上がっています。きれいな花とあふれる笑顔を見ていると、こちらまで気持ちが高揚してきます。笑顔には自分の気持ちをポジティブにするとともに、周囲の人間を元気にする力もあります。図らずもたくさんの人たちから明るいパワーをいただきながら、鑑定先の家まで車を降りて15分ほど歩きました。すると桜の木は見えなくなりましたが、たくさんの木々に囲まれて、久しぶりに森の匂いを嗅ぎました。

 

私がライフワークとしてパワースポット巡りをしていることはよくこのブログでお伝えしています。その中で神社へ行ったときに、本殿を作らずに直接裏山などを拝するところが時々あります。そのような場合、裏山の中に入って森の中を登っていくことになるのですが、良いパワーを持っている神社の山は、空気がとても気持ち良く、木々の間から漏れる木漏れ日もまたキラキラと輝いて美しいのです。

 

森の匂いは”フィトンチッド”の匂いと言われています。これは、樹木などが傷つけられた際に発生している殺菌力のある揮発性物質です。また、フィトンチッドには、人を癒したり安らぎを与える効果もあります。特にマツやヒノキといった針葉樹から発散されるフィトンチッドは、人をリラックスさせる成分でもあるのです。

 

さらに、”木霊”もあります。言葉には、言霊(ことだま)と言われるように力があります。同じように木々には木霊(こだま)と言われる力があります。特に樹齢100年を超えるような古木には、木の霊や精霊が宿っていると言われています。私は家の新築や建て替えなどで、古木を切らなければならないときに、木霊の祟りを心配して状況を見て欲しいといった依頼を時々受けます。そして実際にその古木を見たり触れたりしたときに、何か目に見えない力が宿っていると感じたことが何回もあるのです。広い意味でいえば”霊的な力”なのですが、人間や動物や眷属が出す力とは、性質の異なる力です。でも、はっきりと感じられる力なのです。

 

私は木霊の実体が何なのか、明確にその正体を見極めたわけではありません。ただ、力があるもので、生きているものであると考えたときに、人間が自分の勝手な都合で伐採して良いはずがないのです。100年以上も生き続けているものを殺すことは、きっとそのあとでひどく悪いことが起こると感じてしまうのです。

 

皆さんも一度、実際に試してみてください。土地のパワーに神社の力、さらにフィトンチッドに木霊の力。これらのパワーがすべて感じられる神社は確実に存在しているのです。