波長とは人が誰でも持っているその人独自の周波数のこと。これは指紋と同じように人それぞれですべて異なります。この波長は生まれた時から死んだ後まで特殊な例外を除いて変わることはありません。したがって行方不明者の捜索をするときには、その人の波長を感じ取り、それを追跡していきます。
また波長はその人の”感じ方”を決めるものです。人は自分で強く意識したり、訓練することによって”考え方”を変えることは出来ます。ただし、”感じ方”を変えることは出来ません。美味しいと思うものやきれいと思うものは、人それぞれで異なります。これはどれだけ訓練してもその気持ちを変えることは出来ません。
人間の人格形成には遺伝や生活環境が大きく影響していると言われています。それは確かにその通りであると思いますが、私の感覚では、それ以上に感じ方を決める”波長”の影響が大きいと思います。たとえば自分のいるコミュニティーの中で誰もが良い人間関係を作りたいと思います。しかし、現実には、職場でも学校でも家族の中でも人間関係に悩む方は数多くいます。私に人間関係の問題を相談される方はたくさんいます。その時、私は悩みの対象者と相談者の画像を送信してほしいと伝えます。画像を見れば人の霊的波長は感じ取れます。それが近ければ、感じ方が近いことになりますので、何かきっかけ一つで悪い人間関係を良い関係に改善できる可能性は多くあります。逆に波長が離れていれば、今は表面上、上手く付き合っていても、いずれは何かきっかけ一つで不信感や嫌悪感が生じる可能性が高くなります。つまり、私から見ると、良い人間関係ができる人とできない人は、出会った時点であらかじめ決定されています。多少の波長の違いは、付き合い方によって克服できますが、波長が大きく離れている人と良好な人間関係を作り出すことは出来ないのです。
それでもその相手と上手く付き合っていかなければならない場合は、二人の距離を離すことによってぶつかることが無いようにするか、あなた自身が相手に一方的に合わせることで、感じ方の相違を表面化させないようにするか、概ねこの2つの対応になります。ただし、後者の対応は自分自身を抑えつけますのでストレスが生じます。ストレスはメンタルにとどまらず、フィジカルにも負担をかけます。それが蓄積されれば、いずれは体を壊すところまで追い込まれます。つまり、波長の離れている人と長く胸襟を開いた良い関係を継続することは出来ないのです。
これはご家族であっても例外はありません。家族関係は仲の悪い家族よりも仲の良い家族の方が多くいます。これは血のつながりがあることや一緒に生活していることに起因しているのではなく、血のつながりのある家族は波長が近いことがほとんどだからです。したがって家族であっても波長が離れていれば、仲良く暮らしていくことはできません。それは感じ方が異なりますからお互いに理解できない相手になるためです。さらに理解できない相手と一つ屋根の下で一緒に暮らしていれば、お互いに距離を置くこともできません。その結果、感じ方の違いはより鮮明になりますのでお互いの溝はさらに深く刻まれます。そして他人よりも仲の悪い親子や兄弟が生まれることになるのです。最近のご相談の中に、いくつかこのようなケースがありました。(2)へ続く。