前回のブログでお伝えしましたが、昨日の午前中に知り合いの住職にお願いして私の霊的な器の中に澱のように溜まったものを祓ってもらいました。この作業も除霊と同じように、施術者が一度、自分の中に吸い込んでから、自分の外へ抜いていきます。自分で自分の中のものを吸い込むことは出来ませんので、誰かできる人に依頼するしかありません。この住職とはもう30数年の付き合いで、霊的なものがたまってきたり、霊体に憑依されたときにお互いで抜き合っているような関係です。

 

今回のように霊的なものがたまってくるときは、霊体に憑依されたときのように、自分の中に別人格がいるという感覚はありません。時間をかけてじわじわと溜まっていきますので、霊体に憑依されたときのような何かが入った実感はないのです。ただ、器に澱がたまってくると何か疲れやすくなってきたり、意欲が無くなってきます。肉体的には私の場合は、関節を中心にかなり強くあちこちが痛みますので不快感や苦痛を伴います。これは他の人へ移してしまうようなものではありませんが、とても気持ちの悪いものです。

 

この抜き方は一見すると除霊に似ています。私に相談される人の中にも、霊的な間口が広くなってしまい、たびたび霊の影響を受けている人がいます。そのためたびたび私から除霊を受けているのですが、厳密に言うと除霊を受けている時の感覚は皆さん毎回違います。私は普段は除霊を受けるよりもする方が圧倒的に多いのですが、久しぶりに抜いてもらい今回はとても気持ちが良くなりました。

 

皆さんもイメージしていただければ何となくわかると思います。体の中の器に悪いものがたくさん溜まり、重たく不快な状態になっています。それが徐々に吸い取られて外へ排出されてく感じです。例えるなら、解熱剤の点滴を受けているような感覚です。私はもともと扁桃腺が大きいのに普段から喉を酷使しています。そのためしばしば高熱が出て解熱剤の点滴を受けることがあります。40度ぐらいの高熱にうなされて節々の痛みや倦怠感でフラフラになっています。そのとき解熱剤の点滴をすると一気に体温が2度以上下がります。体温が上がるときは実に苦しいものですが、逆にそれが一気に下がるときは、スーッとするように体が軽くなっていきます。霊的なものが抜けてい行くときもまさにこのように身体が楽になっていくのです。

 

私から除霊を受けた人もさまざまにその時の感覚を口にします。「視力が良くなったように視界が広がりました」という人もいれば、「体が軽くなって楽になりました」という方もいます。「気持ちが良くなって途中から眠ってしまいました」という人もいれば、「あっという間に終わって5分ぐらいかと思ったら、40分も時間が過ぎていて驚きました」という方もいらっしゃいます。悪いものが抜けていくわけですから、気持ちはおのずと良くなります。除霊中に抜けていく霊と強く同調して「涙があふれてきた」という人はいますが、苦痛を訴えるケースはほとんどありません。昨日は自分の中の悪いものを祓ってもらう中で、久しぶりに抜けていく心地よさを感じました。