私は毎日のようにたくさんの方々とお会いしています。そんな私が常に気をつけていることは、私自身が良い状態で皆さんとお会いすることです。たとえば何か深い悩みを抱えているとか、体調がすぐれないとか、イライラしているとか、肉体や精神面で悪い状態にならないように注意しています。それと共に、不浄霊に憑依されているとか、霊に付きまとわれてるといった霊的な面でも気を付けています。体調が悪ければあまり我慢をせずに病院へ行きます。もし霊に憑依されたり付きまとわれていれば、私自身が直ちに除霊を受けて悪影響を祓います。それは私が悪い状態で皆さんとお会いすると、霊的な間口の広い私の状態は、皆さんへ移してしまう可能性があるからです。逆に私が良い状態で皆さんとお会いすれば、一言も話さずにただ近くにいるだけでもパワーは循環しますので、皆さん元気になられます。
そういった意味ではメンタル面でも悪くならないように常に気を遣っています。たとえば私はあまりテレビは見ません。テレビのニュースでは8割が事件や事故、また戦争などネガティブな内容が放送されています。テレビの画面が目に入った瞬間に、そのような映像が映し出されていたりすると、その映像が目に焼き付いてしまい離れなくなってしまうからです。人は無意識のうちに念(思い)を出しています。事件現場の映像を見た瞬間、身勝手な加害者のメンタルを感じて怒りを覚えたり、被害者の悲しみや無念さを感じていたたまれなくなることが度々あります。その思いを引きずったまま、皆さんとお会いすると、私の怒りや悲しみは皆さんへ伝わってしまい、ご相談の内容がすっきりと解決できたとしても、皆さんの気持ちに何か釈然としないネガティブな思いを残してしまうのです。
今朝も朝起きてパソコンを立ち上げたのですが、いきなりとても切ない画像が目に焼き付いてしまいずっと気持ちが晴れません。1月24日に千葉県野田市で父親に虐待された10歳の女の子が亡くなりました。その女の子が編んだ手編みのマフラーの画像がいきなり目に飛び込んできたのです。
子供は保護者がいなければ生きていけません。どんな親でも子供は親に従わなければ生きられないのです。ですから親に嫌われないように一生懸命に親の言うことを聞いたり、理不尽な命令や暴力を受けても、大きな声で助けを求めることもできません。虐待された子供がその事実を隠して親を守っていることがよくあります。子供にとっては親だけがかけがいのない生きるすべなのです。
それを自分の思い通りにならないからと言って、圧倒的に弱い子供に暴力をふるうことは絶対に許されません。この女の子は風呂場で父親から冷たい水のシャワーを浴びせられたり、首をわしづかみにされて亡くなったということです。本来なら唯一自分の味方である親から暴力を振るわれたときの絶望感や悲しさは如何ばかりなのか。そしていったいどんな思いで手編みのマフラーを編んでいたのか。パソコンの画面からこの女の子が編んだマフラーの画像が目に入った瞬間、その思いを感じて心が震えました。
私はこのような凄惨な事件が起こった時、できる範囲で現場まで行って亡くなった方の魂が一日も早く成仏できるように近くに車を止めてマントラを唱えることがあります。今回このマフラーが目に焼き付いてしまった以上、このままやり過ごすことは出来ません。野田市でしたら車で2~3時間の距離です。この子の魂が一日も早く成仏して、来世ではきっと幸せな人生を送れるように精一杯祈ってきたいと思います。