私はよく引っ越し先や会社の移転先が霊的に見て問題があるのかどうか見てもらいたいと頼まれます。そういった場合、直接その場所を訪れることもありますが、多くはその土地や家の画像を何枚か送信してもらいます。土地の上に上物が建っている場合は、敷地の画像・建物の外観・そして室内の画像を見れば状況はつかめます。あとはグーグルマップなどの画像で周囲の状況を確認します。
その際にポイントになるのは、まずは付近の神社・仏閣の状況です。お寺や神社はパワースポットのように良いパワーを感じる素晴らしい場所もありますが、逆に心霊スポットのように不浄霊などが数多くたまっていて人間に悪影響を及ぼすところもあります。神社・仏閣は良い意味でも悪い意味でも霊的なものを呼び込んでいます。不浄霊などを呼び込んでいる場所ですから、しっかりと結界を張って境内の環境を守るとか、朝晩の勤行で悪いものを祓うなど、きちんとした対応が求められるのです。大きなお寺や神社は人がいますので、概ね良い状態はキープしています。ただし、歴史のある有名な神社仏閣でも、昔に呪詛など悪いことをしていたところや今、仕事をさぼってお金もうけに走っているようなところは、悪いものがたまっていきます。
出張鑑定で地方へ行ったときに、誰も管理する人がいなくなって、朽ちかけた神社仏閣を目にすることがあります。私の場合はそういった場所は近づいていくにしたがって、身体が反応して、寒気がしてきたり、異常に汗をかいたりします。これは無意識のうちに、その場所の危険を知らせるために警報が鳴っているようなものです。こういった管理者のいない神社仏閣は本当に危険です。最悪の場所と言ってもよいです。悪いものをたくさん溜め込みながら、お掃除を一切していませんので、悪いものがどんどん溜まっていってとぐろを巻いているような状態なのです。
私は今までに何千人という人たちの除霊を行ってきましたが、ひどい霊障に苦しんでいる人の中には、この神社仏閣がらみで悪影響を受けている人が数多くいます。霊障の理由に神社仏閣が絡んでいるようなケースでは、軽い霊障で済むようなケースはほとんどないのです。ですから皆さんもそういった場所を目にしたときには、くれぐれも近づかないでください。場所によっては神社仏閣から霊道が伸びていて、境内から少し離れている場所でも強い影響を受けているケースもあります。
次に私がチェックするのは病院です。病院は霊的な意味ではとても危険な場所です。私の実感としてはお墓よりも危ないところです。特に個人経営のクリニックではなく、大きな病院や救急指定されている病院は要注意です。要はそこで多くの人たちが亡くなっているような病院が危険なのです。
交通事故などで突然、命を絶たれてしまった霊は自分が死んだことを理解するのに時間がかかります。ですからしばらくの間は、亡くなった場所=病院に魂はとどまっています。霊の影響を受けるのかどうかは、その霊との因縁因果ではなく、波長が合うのかどうかがポイントになります。つまり、自分の霊的な波長とそこにとどまっている霊の波長がもし合ってしまえば、何の理由が無くても突然、霊の影響を受けてしまう可能性があるのです。また、病気で亡くなった人でも、現世に強く執着をしている霊=魂は、あの世へ上がることを拒んで、自分が生きてきた場所を巡ります。病院に入院して亡くなった霊の中には、いつもまでも病院にとどまっている霊もいるのです。
”病院へ行くと具合が悪くなる”というのは、何も病院で院内感染することだけが理由ではなく、霊的な意味で悪いものをもらってしまう可能性があることもその一因なのです。そして霊的に悪い場所はその周囲へもその悪影響を与えているのです。(2)へ続く。