今日、大阪府枚方市で凄惨な事件が起こりました。1日午前2時40分ごろ、16歳の高校生の息子さんから「部屋の外から姉の叫び声がする」という110番通報が入りました。警官が駆け付けると家の中で息子さんの両親と大学生の姉が血まみれになって倒れていました。玄関は施錠され、外部から侵入した形跡はありません。父親の手元には血の付いた刃物が落ちていたことから、警察は父親が無理心中を図ったものとみています。この息子さんは姉の悲鳴を聞いた後、自分の部屋のドアノブを必死で抑えて父親が部屋に入られないようにしていました。それでもドアを開けられそうで怖かったと警察に話しています。近所の人は優しそうな父親で家族も仲が良かったと話しています。

 

いったい何が起こったのかは今後の警察の捜査で明らかになると思います。亡くなられた方は本当に無念だったと思います。父親も含めて3人の魂が早く成仏されることを願わずにはいられません。ただ、私がこのニュースを見た時、テレビの画面の中には明らかにほくそ笑んでいる不浄霊の顔がしっかりと目に入ってしまいました。このブログで何度か触れてきましたが、通り魔事件や殺人事件の中には、本人の意思に関わりなく、不浄霊によって導かれて事件が引き起こされることがあります。加害者が落ち着いて考えた時に、どうしてそのような事件を引き起こしてしまったのか自分でもその理由が分からないケースです。

 

私はテレビの画面に映っていた不浄霊の顔を見た時に、瞬間的にさまざまな映像が頭の中に流れました。この不浄霊はこの家のお父さんのご先祖に関係しているものです。人が3人も無くなっている凄惨な事件ですのでそれ以上、ここで内容を語ることことは控えますが、一つ言えることは、単にお父さんと不浄霊の霊的な波長が合ったために引き起こされた事件ではなく、強い因縁因果が合って不浄霊とお父さんが同調してしまった結果、こんな悲しい事件が起きてしまったように感じました。

 

家族が家族を殺す。こんな悲しいことはありません。しかし、現実には大昔からそんな出来事は絶えることなく起こり続けています。そもそも家族が仲が良いのは、血のつながりがあるからではありません。血のつながりのある家族は、霊的な波長も近いことが多いのです。波長というのは、その人の考え方ではなく感じ方を決める指標です。感じ方が近い人同士が一つ屋根の下で暮らしているわけですから、家族には連帯感や愛情が生まれ、仲良く暮らしているのです。

 

ですから家族でも非常に仲が悪い家族もいます。同じ血を引いていても、霊的な波長が離れていると感じ方が異なりますので噛み合いません。自分が良いと持ったことを親や子供や兄弟にしてあげても相手はそれをこちらの思う通りには受け取りません。そうなるとそこでいさかいが生じたり、傷つけたり傷つけられたりすることになります。さらに気の合わない同士が一つ屋根の下で暮らしていけば、こんなことが度々繰り返されることになります。その結果、深い溝ができて他人以上に憎しみ合う家族もいるのです。

 

母親と娘の関係が悪く、経済的に何ら問題のない家庭のお嬢さんが、母親から高校の学費を打ち切られて中退に追い込まれてしまった人がいます。母親と息子の関係が悪く、大人になってからは何十年も絶縁状態で、母親のお葬式にも出なかった方を何人も知っています。姉妹の仲が悪く、姉や妹の恋人を奪うために肉体関係を持ってしまう姉妹も知っています。こういったケースでは血のつながりはあるのに、霊的な波長が離れていることで、お互いに相手を受け入れることができずに起こっています。(2)へ続く。