今日は延長して続いていた浄霊がようやく終了しました。さまざまな理由で死んだ後、あの世へ上がることができずに現世にとどまってしまう魂があります。悪くすれば、そのままあの世へ上がることができずに、ずっと現世にとどまり続けてやがては不浄霊になってしまうこともあります。何十年、何百年と現世にとどまっている魂は、やがてその形が崩れ、闇の中に霧散して、消滅してしまいます。本来であれば、魂は輪廻転生を続け、宿る肉体を代えながら永遠に生き続けます。神様はこの世界を創造した時、千年、2千年と生き続けられる肉体を創造するよりも、宿る肉体を代えながら、千年、2千年と魂が生き続けていく方がはるかに合理的であると考えられたのでしょう。
私たち人間は、何世代にもわたって宿り主を代えて生き続ける中で、さまざまな因縁因果や使命や宿題を持たされながら生きています。その魂が輪廻転生のチェーンから外れて不浄霊となって霧散してしまうことは本当に悲しいことです。今回の浄霊も楽ではありませんでした。ただ、結果として現世にとどまっていた一人の魂をあの世へ上げて、輪廻転生のサイクルに引き戻すことができたことは本当に良かったと思っています。
浄霊の過程ではさまざまな形で霊障を受けます。霊障は亡くなった魂の死んだときの状態が、自分の体に投影されることが多くあります。今回は浄霊する魂が呼び込んでいる他の霊が数多く取り巻いていました。その霊の中に太平洋戦争で爆死した兵隊の霊がいました。浄霊する方と同年代で背格好も似ていて霊的な波長も近いため、この霊に取り巻いていたのです。この兵隊は「お国のために死のう」などといった覚悟は全くなく、生きて本土に帰り、恋愛や仕事や親孝行などやりたいことがたくさんありました。その強い思いがやがて執着となって、あの世へ上がることを拒み続けているうちに不浄霊となって現世にとどまっていました。
この取り巻きの不浄霊を祓っている最中に、一瞬のタイミングがずれて、この不浄霊が私の体に入ってしまいました。霊を祓うときは私がその霊を吸い込んで一瞬で頭の真上から抜いていきます。ですからそのタイミングがずれると吸い込んだまま抜けなくなってしまうこともあるのです。
この不浄霊は目の前で爆弾が破裂して左足を吹き飛ばされて死んでいます。この不浄霊が入った瞬間、左足の股関節が外れたような激痛が走り、七転八倒する痛みが続きました。すぐに知り合いに頼んで、私に憑依したこの不浄霊を除霊してもらいましたが、結局この日は一日中痛みが取れずに自力で起き上がることができませんでした。次の日は不浄霊はすでに抜けていますのでかなり楽になりました。それでも出張鑑定先へ行くとき、駐車場から鑑定場所のホテルまで、わずか200mを歩く間に、何度も激痛が走って足が1歩も前に出せなくなりました。歩幅を狭くすれば何とか歩けるのですが、油断して少しでも歩幅を広くしてしまうと股関節が外れたような激痛が足のつけ根に走ります。そうなると足に全く力が入らなくなって足を動かすことができないのです。
横断歩道を青信号で渡り始めても、歩幅をとって普通のスピード歩くことができませんので、渡り終えるころには赤になってしまいます。腰をかがめてゆっくり歩く私の姿を見て、さすがにクラクションを鳴らす車はいませんでしたが、内心冷や冷やしました。
今週はまた水曜日から次の浄霊が始まります。また、体調を整えて全力で成仏できない魂を上げたいと思います。