今日は台東区蔵前まで出張鑑定へ行ってきました。蔵前と言えば、1984年までは蔵前国技館があって、大相撲の本場所が開催されていたことで有名です。今は大相撲は蔵前から南東方向へ約1キロほど離れた両国国技館で開催されています。そしてこの2つの新旧国技館の間には隅田川が流れています。隅田川は今では花見大会などでも有名になりましたが、この辺りは1923年の関東大震災では10万5千人と言われた多数の死者・行方不明者を出した中心地です。さらに一晩で10万人以上の死者・行方不明者を出した1945年3月10日の東京大空襲でもこの辺りは被災の中心地になっています。震災でも戦災でもこの辺り一面は火災によって焼け野原になりました。辺り一面を炎に包まれた人たちは、熱さと炎から逃れるために次々に隅田川へ入り、そのまま帰らぬ人となったのです。

 

これだけたくさんの人たちが亡くなっている場所ですし、その亡くなり方は本人にとって納得のできない無念の死だったと思います。そのような死に方をした魂は、現世に執着してスムーズに成仏することはありません。したがってこの辺りは、今でも成仏できない不浄霊が数多く徘徊していて、私のような体質の人間からすれば、いつ霊障を受けてもおかしくない非常に危険なエリアになります。

 

蔵前には地下鉄の都営浅草線の上に”江戸通り”という幹線道路が通っています。江戸通りは隅田川に並行して通っていますが、その距離は近いところですと、50mぐらいしか離れていません。しかも霊的な意味ではもっとも危険は季節です。私はまず、インターネットで鑑定場所に最も近い駐車場を調べて、その空き状況を確認して、鑑定場所から15mほどの場所に車を止めることができました。蔵前駅から鑑定場所までは歩いても数分の距離でしたが、その数分を無事に歩ける自信は全くありませんでした。

 

私の車は狭い車内に何重にも結界を張っています。そしてダッシュボードやコンソールボックスの中には、数珠やパワーストーン、そしてお札類がいくつも置いてあります。そのため車内は霊的な意味での安全地帯になっています。外を歩いて無事でいられる保証はありませんが、車内にいれば私は完全に守られています。私は左手につけた巨大な丸球のブレス2本とジャケットの内ポケットに入れたモリオンの原石と経本に守られながら車を出ると足早に鑑定場所まで移動しました。

 

鑑定場所の店舗自体は特に霊的な問題はなく、お会いした方も良い人生の流れを持っている方で霊的なものの影響は何も感じませんでした。その方はお店を何店舗か経営している女性で、お店の方向性や事業展開、またスタッフの管理などについてお話をして無事に帰ってくることができました。

 

7月は出張鑑定のキャンセルはなく何とか無事に終えることができました。今月も数多くの出張鑑定がすでに予約されていますが、月末まですべての予定をきっちりとこなすことを目標に、一つ一つ慎重に仕事に臨んでいきたいと思っています。