例えば癌にかかった体から手術によって癌細胞を切除したとします。問題の原因は完全に排除されましたが、だからと言って翌日から元気に歩き回ることはできません。肉体が回復してくるまでにはそれ相当の時間がかかります。霊の問題も同じです。憑いていた霊が抜けたとしても、それによってすぐに心身の状態が劇的に改善できるのは50%ぐらいです。あとは一晩眠って起きたら良くなっていたというケースが30%ぐらいで、残りの20%は時間をかけて徐々に良くなっていきます。
強いものや長期間にわたって霊の憑依を受けると、霊が憑依していた状態が心身に深く浸透してしまい、体はその状態が当たり前だと錯覚してしまいます。そのため原因である不浄霊を祓ってもすぐに心身の状態が戻らずに、回復するまで時間がかかることもあります。特に高齢の方や元々体が衰弱しているような方ですと体の反応が悪くなっていますので、元に戻るまでに時間を要することが度々あります。私は今までに優に千人を超える方々の除霊を行ってきましたが、除霊の後に体が覚醒するまでに1年以上を要した方もいました。ただし、この方はご高齢でしたので、普通は遅くても1か月以内には本来の自分に戻ります。
私は、足の状態を少しでも改善しないと千葉県まで行くことができませんので、まずは風呂に入って足を温めてマッサージをしました。その結果、一旦は痛みが軽減しましたが、その状態は長くは続きませんでした。そこですぐに方針を変えて、足首から足の裏までをシップ薬で靴下のように覆いました。その結果、痛みは少し軽減できました。そこで足を引きずりながら、車に乗り込んでアクセルを右足で踏んでみました。幸いにして激痛は走りません。そして千葉県での出張鑑定を予定通り行うことができました。
千葉県からの出張鑑定の帰りに、箱崎にある知り合いのお寺で霊の影響から私の体を覚醒させる施術を受けました。私の体に霊体が憑依しているわけではありませんので、除霊とは少し方向性の違う施術になります。その結果、翌日には足の痛みはかなり軽減され、昨日行った横須賀での出張鑑定には、特に足の痛みは感じずに伺うことができました。
7月から8月末までのこの時期がどうして霊的なものの影響が強くなるのか、私にもその正確な理由は分かりません。終戦記念日が影響しているような感じがしますし、お盆が関係しているようにも思えます。ただ、一つ言えることは、この時期は確かに霊的なものの力は普段よりも強くなっていることと、私自身も霊的な意味で敏感になっているということです。
今年は幸い、7月の出張鑑定はすべてキャンセルすることなく実行しています。あと1か月、この調子で皆さんにご迷惑をおかけすることがないように慎重に行動していきたいと思っています。