実はそういう私も、おとといこのブログを書いていた時点でひどい足の痛みを抱えていました。前夜、寝るときには何も問題はなかったのですが、朝起きてベッドを出て右足を床に付いたとたん、痛くて飛び上がりました。あわてて右足を見ましたが、特に腫れたり色が変わっている部分はありません。ただ、指で優しく足に触れただけでも激痛が走りました。足首から足の裏までが、まるで剥き出しになった神経で覆われているようでした。そして足を床から上げて静かに内観してみましたが、特に私に霊が憑依している感じはありません。私は今までに霊に憑依されたことは少なく見積もっても百回以上はありますので、霊が憑いていればその感じは明確にわかります。

 

私がまず考えたのは、「今日の出張鑑定を予定通り実行することができるのだろうか」という心配です。この日は千葉県で3時間の出張鑑定が入っていました。したがって午前中には家を出なければなりません。この足で駅まで歩いていくことは到底不可能です。何せ、家の中でトイレへ歩いていくだけでも、壁にしがみついて片足で進むしかないのです。右足は床に触れただけで強烈な痛みが走ります。マンションの1階駐車場には車が止まっています。「最悪、そこまで家族に支えてもらいながらでも連れて行ってもらえれば、千葉まで運転していくことはできるのではないか」と、そんなことを考えました。

 

この激痛の原因が霊障であることは明らかです。寝ている間にこれほどひどく足をぶつけたり捻っていれば、その時に目を覚まします。そんなことが何もなくて、起きた瞬間にこの状態ですから、寝ている間に何かに憑依されたのでしょう。きっとそれは戦争で体の近くで爆弾が破裂して足を吹き飛ばされて亡くなった兵隊など、足のケガが致命傷になって亡くなった人の霊なのでしょう。

 

霊障は自分の体のウイークポイントが悪化するか、憑依した霊の亡くなった時の状態が心身に投影されることがほとんどだからです。ただ、私の家の中は強力な結界を何重にも張っています。私は霊的な間口が異常に広いために、無意識のうちに自分の近くにいる不浄霊を呼び込んでしまいます。そういった不浄霊から自分を守るために、家には厳重な結界を何重にも張っているのです。

 

ただ、結界はどれだけ厳重に張っても、アニメに出てくるバリアーのように、すべての不浄霊の侵入を完全にブロックすることはできません。しかし、結界の中に入ってきた不浄霊にとってその中は非常に苦しくて居心地の悪い空間になっています。したがって結界を突破して侵入してきた不浄霊は、長くこの中に留まることはできません。そのため、私に霊的は波長が近くて一時的に憑依した不浄霊がいたとしても、それはしばらくすれば私の体からも私の家からも抜けていきます。

 

ですから強力な結界を張っている空間や、写経のように不浄霊に強く対抗できるものがある部屋の中では、特に除霊を行わなくても憑依した不浄霊が自然に抜けていくこともあるのです。今回は私が寝ている間にこのような状況になっていたため、朝起きた時には私に憑いている霊の存在は無かったのです。ただ、憑いた不浄霊が抜けたからといってそれで問題がすべて解決するわけではないのです。(3)へ続く