今月に入り、霊的な間口の広い方々から、体調不良、或いは気持ちが下がって仕方がないといった相談が数多く来るようになっています。中には全身に湿疹や蕁麻疹が出て、ステロイド剤を塗ってその場は収まるものの、しばらくするとまた顔や全身に激しく出てしまい外を歩けないという方がいました。その方は内服薬として、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を医師から処方されているものの、一時的に状態が良くなっても薬が抜けてくるとまた激しく出てしまい、一向に改善されないということでした。
私も霊障から蕁麻疹や湿疹に悩まされたことは何度もあります。私の感覚では、死霊ではなく生霊(=人の念)の影響は、体の表面に出るケースが多く、皮膚の炎症以外にも、野球のボールぐらいにひどく腫れ上がったり、手形のような大きな痣ができたこともありました。
”自称霊能者”の人が、肉体に出ている影響について、「これは霊の影響によるものですから、薬を飲んでも治りません」といって、医師が処方した薬を飲ませずに亡くなってしまったといった事件が過去に何度かありました。この考えは全く間違っています。霊に起因して肉体に影響が出ているとしても、肉体に出ている影響は薬を飲むことで軽減できます。その分、本人は楽になるのですから、医師に診てもらうことも、医師の処方した薬を飲むことも有効なのです。ですから私は霊障から肉体に影響が出ている人には、まずは医師の治療を受けることや薬を飲むことはむしろ勧めています。ただし、霊に起因している場合、薬によって症状は抑えられますが、それは一時的で根本的な解決にはなりません。
他にも体の関節が一晩で急に固くなってしまい、曲げようとしても痛くて曲がらないという方がいました。その方は両足の膝関節と足首が痛くて曲がらなくなってしまい、トイレまでゆっくりと歩くのがやっとだと言います。前の日まで何事もなかったのが、朝起きたらいきなりこのような状態になっていたということです。これも私は何度も経験していますが、この方も私も病院で検査はしましたが原因は不明でした。
他には異常に疲れやすく倦怠感があってベッドから出られなくなってしまい、何事もする気持ちになれず、掃除も洗濯もすることができなくなって家が”ゴミ屋敷”になってしまったという人もいました。霊は目に見えませんが、憑依されるということは、人が乗っているわけですから、その人の体重を背負い込んでいるのと同じなのです。体重70キロの兵隊の霊に憑依されれば、その体重を一日中背負っていますから、疲れ切るのは当たり前なのです。そして体が疲れ切れば、意欲がわかなくなることも当たり前です。(2)へ続く。