今日はこれから鎌倉へ行ってきます。知り合いの住職に”抜いてほしい”と頼まれたからです。住職とはもう30数年の付き合いです。若かったころに私と一緒に除霊の方法を学んだ仲間です。霊視は霊的な感度を持っているのか否かによってできるできないが決まります。霊視と違って除霊は、感度+”やり方”があります。感度は学ぶことで身に付くものではありませんが、やり方は学ばなければわかりません。

 

当時、トラブルを抱えている人の中には、何か別人格のようなもの入っている(=霊の憑依を受けている)と感じる人がいました。それでも除霊の仕方を知らない私にはどうすることもできませんでした。そこで私は、信頼できる方を探して、その方に除霊のやり方を教わりました。住職はその時の”クラスメイト”です。

 

今日は住職の何を抜くのか?これは私もそうなのですが、霊的な間口の広い人(=霊的な感度の高い人)は、普通に暮らしているだけでも、人の念など霊的なものが少しずつ体の中の器にたまっていきます。除霊では、憑いている霊を祓うときに、憑いている人から私が吸い込んで、それを一瞬で私から出します。そのときに霊を吸って出すことがスムーズに行えたとしても、その霊の周囲に取り巻いいている霊的なものが私の体の中の少しずつたまっていきます。ですから仕事としてたびたび除霊を行っているような人は、この器が徐々に一杯になっていきます。そうなると非常に疲れやすくなったり、重たい気持ちになったり、精神的に不安定になったりします。皮膚がただれたり、蕁麻疹や湿疹が出ることもあります。そして器からあふれてしまうといわゆる”霊障”を受けた状態になります。

 

霊障は不浄霊の憑依により、ガツンと憑かれるときもありますが、体の中の器に霊的なものがたまったことで起こることもあります。ですから住職が「抜いてほしい」というのは、霊的なものが住職の体の中の器にたまってきたため、それを祓ってほしいということです。今述べたように、自分に憑いた霊体や念は自分で祓うことはできません。誰かに吸い取ってもらわなければなりません。また、7月8月は霊的に敏感な人にとっては特に厳しい季節になります。したがって夏に入った今、霊的なもののたまる体の中の器をきれいにして、少し余裕を持って夏を乗りきろうということです。

 

この住職は非常に賢く、しばしば私に良い気づきを与えてくれます。私はいつも忙しさに流されて、霊障を受けてから住職に祓ってもらうことになります。ただ、この住職は、先を読んでひどくなりそうな時には、前もって器を空にして霊障を受けないように備えます。私もいつもそうしようとは思うのですが、霊視鑑定や除霊などの依頼があれば、どうしてもそれを優先してしまい、結果として自分を苦しめたり、予定をキャンセルして皆さんにご迷惑をおかけしてしまいます。

 

7月に入りまだ1週間ですが、今のところは予定はすべて順調にこなしています。ただ、半ばぐらいにはもう一度、鎌倉へ行って住職に抜いてもらい8月に備えたいと思います。