日常的に霊的なものとの関りを持って生きている私は、眺めている世界が皆さんとは違っているのかもしれません。霊視をしたり、除霊をしたり、結界を張っていく作業は、現世を現実感を持って生きていくこととは別の世界です。目に映る世界は現実の世界でも、頭の中には過去や未来や霊の世界が混在しています。この世界に長くとどまっていると、どちらが現実の世界なのか分からなくなる時もあります。私が皆さんとお会いしている時も、一瞬意識が飛んでしまい、「大丈夫ですか?」と声をかけられて我に返ることもしばしばあります。
また、この感覚の特徴は、長く一緒にいると周囲の人に感染していきます。私がホームページという形で、皆さんと関わり始めてからすでに15年が経ちました。霊視鑑定や除霊などで私に関わった方の多くは、また定期的にさまざまな相談をしてきます。そのためもう10年以上の長きにわたって家族ぐるみでお付き合いをしている方もたくさんいます。そこでよく思うことは、私と何度もお会いしたり、お話をしているうちに、霊的な間口がどんどん広くなって、霊的なものに対して非常に敏感になったり、霊障を受けたりする人がしばしば出てきます。
世界中には多くの人に認められている力のある霊能者が何人かいます。彼らは土地の波動が良いパワースポットのような場所に弟子と一緒にコミュニティーを作って生活しています。以前もこのブログで紹介したことがありますが、そういったコミュニティーでは、弟子の中の何人かが師匠の霊能者に匹敵するぐらいに霊的な間口が広くなることがしばしばあります。これは師匠から何か特別な訓練を指示されて開いてきたのではなく、ただ一緒に生活している中で、師匠のパワーの影響で自然と広がってきたのです。
私の会社のスタッフは、霊的に見れば間口の狭い人ばかりで、何年一緒にいても一向に間口が広がる気配はありません。ただ、私と関りを持って何度もお会いしている人の中で、元々霊的な間口が広かったり、私と波長の近い人は私の影響でどんどん間口が広くなっていきます。霊的な間口が広くなることは、メリット、ディメリット双方あるので一概に良いこととも悪いこととも言えません。これから先にある落とし穴を感じ取ったり、直感力が鋭くなることは、人生を幸せに生きる上で大きな力になります。ただ、霊障は非常にきつく辛いものですので、悪い影響が強く出ている状態の時には、私は体験者として霊障が少しでも軽くなるようにアドバイスします。
”運気”も強く感染します。私によく相談する会社の経営者は「私は新入社員を入れるときには運の良さそうな人を選んでいます」と言い切る人もいます。確かに自分の周りに運の良い人ばかりが集まってくれば自分の運気も上昇します。マイナスの力はプラスの力よりも強いので、逆に自分の周りが運の悪い人ばかりになれば、自分の運気は強く下降します。
人との付き合いには相性も大切です。ですから自分と波長の近そうな人でツキのありそうな人と仲良くすると、その人の力で自分の運気は良くなるのです。これには逆のケースもありますので、皆さんも人間関係を作るときには気を付けて判断してください。