私は出張鑑定などで全国さまざまな場所へうかがっていますが、その際に周囲に良い波動の土地がありそうだと思えば、遠回りしてでも必ず立ち寄っています。私にとって自分を元気にしてくれるパワースポットは本当に大切な場所です。ただ、パワースポットもだんだん有名になって観光地化してしまったところは、そこを訪れる方々が落としていった苦しさやネガティブな思いが降り積もってどんどん汚れていきます。神社仏閣もそれは同様ですが、お寺や神社には僧侶や神職がいますから、彼らが毎日、お経や祝詞を上げてその中はお掃除をしています。自然の中にあるパワースポットは、特に誰かが管理しているわけではありませんから、汚れてしまってもそれは浄化できません。

 

今日は出張鑑定で都内の青山へ行ってきました。そこで会社を経営している方がいましたので、そこでいろいろとお話をしてきました。話はいつものようにスムーズに終了して社長もとても喜んでいました。ただ、その会社に行くまでに青山のオフィス街を歩きましたが、あまりにも空気が澄んで気持ちよくて驚きました。青山はオフィスエリアも店舗エリアも時々来る機会がありますが、今日は土曜日の午前中ということもあって、人通りも少なく道もすいていました。考えてみればこういった状況の青山には来たことがなかったかもしれません。

 

私はふと丸の内、大手町エリアを思い出しました。皇居を目の前にしたこのエリアもオンとオフによって空気感ががらりと変わります。ウイークデイの日中は、オフィス街で働く数多くの人たちの緊張感で、空気は重く張りつめています。

 

人は誰もが感度の違いこそあれ、自分の思い(念)を発信して、その思いを受信しています。これは心臓が特に意識しなくても動き続けているのと同様に、多くの場合、無意識に発信して無意識に受信しています。ですから感度の良い人(=霊的な間口の広い人)は、普通の人よりも多くの念を受け止めてしまうために、何をしなくても人混みは自分を疲れさせます。

 

丸の内、大手町と言えば、何と言っても皇居が目の前にあります。天皇や皇室の住む場所は、非常に波動の良い土地を選んでいます。これは陰陽師の時代から今に至るまで、霊的な感覚の鋭い人たちがしっかりと場所選びをしているからです。ですから私は葉山御用邸も那須御用邸も京都御所もとても好きな場所で、そこにいるだけで気持ちが清々としてきます。そして何と言っても皇居(江戸城)も時代の権力者が住まいとしてきた場所ですから土地を選んでいます。

 

そして数多くのビジネスマンがいない土日の丸の内、大手町は皇居の良さを打ち消す重い念がありませんから本当に気持ちが良いのです。そのことを同じようにビジネスマンや買い物客のいない青山で改めて思い出しました。

 

普段は重たい念を抱えている場所でも、週末は空気が変わるところは意外と多いかもしれません。私のパワースポット探しでも、次はそんな視点で考えてみようと思いました。