心や体以外にも心霊現象は出ます。よく知られているものでは”ポルターガイスト現象”があります。これはそこにいる誰一人、手を触れていないのに物が動いたり、倒れたり、音がしたり、光ったり、発火したりする現象のことです。これまでに世界各地で数多く目撃されています。私も今までに何度も経験してきました。私の感覚では、霊的に強いものや悪いものほど、強く影響を出してきます。

 

以前、父方・母方、両家の先祖の因縁を抱えている旧家で、母屋の1階の応接間でこの因縁をどのようにして祓うか、ご家族と話し合っている時に突然、2階から”ドカン”と大きな物音がして家が揺れました。慌ててご家族と一緒に2階へ駆けあがると、大きな和箪笥が床にひっくり返っていました。大人が動かすのも一人では難しいような大きくて重い箪笥でした。

 

同じように霊の問題を抱えている別の家で、その対処法についてお話をしている時に、私に出されたお茶が、湯呑と一緒に一瞬浮き上がった後、私に向けてこぼされたこともありました。幸いやけどはしませんでしたが、私が着ていたスーツはびしょ濡れになりました。もちろん私もこの家の人間も誰も手を触れていません。

 

こういったことが起こる理由は、目に見えない霊が、自分を存在を示し、力を示すために行うことがほとんどです。今の例では、さらに私に対して強く威嚇するために行っています。除霊をするときには、祓う霊と私は同調しますが、そのときに最初に聞こえてくる聞こえる言葉は、口汚く罵ってくることがほとんどです。さらに上から目線で「お前ごときが…」とか「ただでは済まさぬ…」と、強く私を脅してくるのです。そのような状況の中で私はマントラや印などを武器に不浄霊と対峙します。

 

他にもパソコンやスマホ、テレビなどの精密機械や家電製品が壊れることは良くあります。霊の波長は電気の波長に近いので、これらの製品は影響を受けやすいのです。私のパソコンやスマホ・テレビなどはしばしば壊れますが、修理に出した時にいつも言われるのは、「何か電圧をいじったりしませんでしたか」というものです。私にはそういった専門知識はありませんので否定すると、「高電圧がかかって壊れたようです」と言われ首をひねられます。

 

また、メールが送信できなくなるとか、電話で話している時に混信したり、切れてしまうとか、通信機器に影響が出ることもよくあります。こういったケースでは、私と話している相手の方の霊的な間口が広いほどよく起こります。

 

ここまで述べてきた通り、心霊現象とは単に「幽霊が出てきて怖い」といったレベルではなく、もっと強く心身や身の回りに影響が出ます。霊的な間口の狭い方は、霊体験をする確率は下がりますが、こういった世界にかかわりを持たずに生きていける方は、”当たり前”ではなく、ものすごく恵まれていることなのです。