霊は普通の人には見えません。音もしません。ですから「霊などこの世界には存在しない」と言い切る人もたくさんいます。では”風”はどうでしょうか。風も目に見えませんし音もしません。でも、風が体に当たれば、震えが来たり、鳥肌が立ったりします。つまり、目に見えなくても音もしなくても人間の体に影響を与えるものはこの世界に存在します。

 

霊というと、昔は「足のない幽霊が柳の木の下に恨めしそうに立っているもの」と思われていました。霊の影響がそのように目に見える形で現れることはむしろ少数です。私はこのブログの中でも何度か触れていますが、霊の影響は次の4点に出ます。

1:人間が無意識のうちに(=何気なく)ししている選択・判断が、悪い方を選ぶようになる。

2:物事を進めたり、人と出会うタイミングが微妙にずれて物事が成就しにくくなる。

3:悪い流れの時にそれを良い流れへ転換するきっかけが訪れず、悪い流れがダラダラと長く続く。

4:体のあちこちの状態がいつもすぐれず体調不良に陥る。

そしてこれらの影響を受ける先にあるのは”孤立化”になります。

これら人生の流れを悪くする状況は、幽霊が見えることよりもはるかに足を引っ張ります。こういった影響の方が人生では大きな問題になるのです。

 

ただ、これらの悪影響に加えて、目に見える形で怪現象に遭遇することもあります。肉体について言えば、

1:首に絞められたような手形が付いていた。

2:足首につかまれたような跡が残っていた。

3:手が届かない背中の中央部分などに引っ掻き傷がつけられていた。

4:体のあちこちに痣が残されていた。

5:原因不明の痛みや腫れが出ていた。

6:関節が曲がらなくなっていた。

7:頭が突然、グルグル回りだしたり、意識がしばしば飛んでしまった。

8:自分でもどうしてそうしたのか分からない言動をとっていた。

9:突然、視力が低下して目が見えなくなったり、音が聞こえなくなっていた。

今、頭に浮かんだだけでもこれだけ出てきます。霊の憑依を受けるとその霊の状態が自分の心身に投影されますので、肉体的に目に見える形で変化が出たり、霊の意志が自分の意志の上に出てしまい、自分の言動を自分で制御できなくなることがあります。(2)へ続く。