昨日、久しぶりに生霊の影響を強く受けていた方を祓いました。生霊とは人の強いネガティブな思いが、力を持ってターゲットになる方に飛んでいくものです。言い換えれば”念”という言い方もできます。生霊は自分が相手に恨まれるような悪いことをしたとかしないとか、自分の行いよって生じるものではありません。相手の一方的な思い込みによって、事実であるかどうかに関係なく、自分に向けて飛んできます。飛んできた生霊は身体に入る瞬間に、その人のタイミングを悪くしたり、体調を悪くしたりして悪影響を与えます。また、体に入った生霊は徐々に体に蓄積されてきます。最初のうちは生霊の影響でしばしば体調を崩していた人が、これが蓄積されてくると毎日、体調がすぐれず、仕事もプライベートもタイミングや偶然が悪い方へ傾きますので上手くいかなくなります。

 

また、生霊の問題が厄介なのは、死霊のように除霊で祓うとか、浄霊であの世へ上げることによって最終的な問題解決を図れないことにあります。以前にもこのブログで触れましたが、人が生霊を出すには2つの条件が必要です。1つは誰かに対して、強い憎しみや恨みなどのネガティブな思いを抱えていること。2つめはそれと同時に脳の波長がα波であることです。α波というのは、睡眠の前後などリラックスしている状態の時に見られる脳の波長です。強いネガティブな思いを抱えていることと脳波がα波であることは、完全に矛盾することです。ですから相当に訓練をした人でないと、意識的に誰かへ向けて生霊を飛ばすことはできません。

 

たとえば座禅や内観などを行っている時にも脳の波長はα波になります。座禅や内観は自分の意志に基づいて行います。したがってそういった訓練を積んでいる人でないと意識的に生霊を出すことはできないのです。

 

私に生霊を祓うように依頼された女性も、彼女が何か恨みを買うような悪いことをしたわけではありません。彼女に思いを寄せていながら、彼女に交際を断られた男性が一方的に執着して、この女性へ生霊を飛ばしているのです。そしてもちろんこの男性自身、自分が生霊を飛ばしていることに気づいていません。無意識のうちに出しているからです。自分が勝手に執着して、思いが遂げられないことを逆恨みしている中で、ふとリラックスした瞬間に自分でも気づかぬうちに生霊がこの女性へ向けて飛んでいるのです。

 

私は実は昨年末に同じようにこの女性に頼まれて生霊を祓いました。その時点で身体に蓄積されていた生霊をすべて祓いましたので、お正月はまずまず問題なく過ごすことができたそうです。それが2か月と経たないうちにまた蓄積されていたのです。それだけ生霊の力は強く悪い意味で思いは深いのです。

 

この方によると今回はパソコンなどの電化製品が次々に壊れてしまい本当に困ったと話していました。霊の波長は電気の波長に近いので精密機械や電話製品は霊の影響で壊れたり誤作動することがよくあります。ここでいう霊とは死霊(=不浄霊)を指すことが多いのですが、生霊も広い意味では不浄霊と同じ霊的なものです。ですかfらその波長はやはり電気の波長に近いのです。

 

ただ、それを祓っている時の感覚は死霊と生霊はまったく異なります。また、その対応策も死霊と生霊では異なるのです。(2)へ続く。