「眷属」或いは「眷属神」と言われるものがあります。眷属とは、本来は「使者」とか「従者」という意味で、家来のようなものだと考えればよいでしょう。吸血鬼ドラキュラの映画を見ると、いつもコウモリが出てきてドラキュラに従っています。仏教でも菩薩や明王などには、それに従っている眷属が付いています。神道では”神使”と呼ばれる動物が眷属として存在します。蛇や狐、龍などがこれに該当します。これらの動物には人間を越える力があり、神の意志を伝えるものと考えられています。

 

昨年は霊障の根源となっている神社へ何度も足を運びました。神社仏閣は本来は清々として霊的にも良いところです。ただ、中には管理を怠ったり、きちんとお勤めを果たしていなかったり、もっとひどいのは完全に放置されてしまって不浄霊などがたまって心霊スポットのようになっているところもあります。こうなると不浄霊をどんどん呼び込んでしまいますので、そこから周囲に向けて霊道ができてしまい、その影響を受けてひどい霊障に悩まされる人も出てきます。昨年はそんな神社へ何か所も行きました。

 

私がそういった危ない神社へ入るとき、さまざまな生き物が私を出迎えに来ます。神社へ向かって車を飛ばしている時に、目の前を猿が横切ったり、狸が向かってきたことがありました。野良猫の集団が、神社の脇の森の中から、目を光らせてこちらを睨んでいたこともあります。神社に入る参道に蛇が数匹とぐろを巻いていたことや社殿の床下に狐がいたこともありました。

 

以前、神社仏閣は良いところを悪いところが極端に別れると書きました。良いところで出迎えてくれる眷属は、私に何ら害を加えるものではありません。むしろ歓迎してくれることさえあります。ただ、悪いところで出てくる眷属は、私に敵対してきますし、私を神社から遠ざけようとします。したがって神社に近づく私をさまざまな方法で攻撃してきます。ですからこちらもそのことを想定して、神経を尖らせて用心しながら入っていきます。

 

昨年は私自身、かなり危ない状況になりましたが、今年も同じ仕事が入ってきました。覚悟を決めて行ってきたいと思います。