昨日は久しぶりに強い霊障を受けて、1日中動けませんでした。きっかけは午前中に行った除霊なのですが、すでにその前から霊的には不安定で危ない感じがムンムンと漂っていました。ここのところ結界を張るとか、加持祈祷を行うとか、霊的にきつい仕事が続いていて、疲れるというよりも、霊的な意味でふらふらしていました。決して無理をしたわけではないのですが、午前中に除霊のマントラを唱え始めると、すぐに頭がクラクラしてそのクラクラがどんどん大きくなってきて、これでは最後まで持たないだろうと思いながらも、本当に歯を食いしばって、除霊はやり遂げました。除霊が終わると電話から聞こえる声が、除霊前と明らかに違って力を感じました。除霊前は感じられなかった覇気が伝わってきましたので、これで大丈夫と思い、安心して横になりました。

 

それからです。20~30分横になったつもりが、気が付くと1時間以上時間が経っていました。午後からも電話鑑定や除霊が入っていましたので起き上がろうとしたのですが、体に全く力が入りません。体の中に何かが入っていて、それがゴロゴロと這いまわっています。瞬間的に霊に憑依されたことは悟りましたが、体が動かないことにはどうにもできません。電話やパソコンが隣の部屋にあるので、隣の部屋へ行ってスタッフへ連絡しようと思うのですが、体を起こすことさえできないのです。

 

そうかといって眠ることもできません。体温が非常に不安定になって、暑くて全身から汗が噴き出したかと思うと、今度は寒気がしてガタガタと震えがきます。暑ければ服を脱げばよいし、寒ければ布団をかければよいのですが、体が動かないのでそれもできないのです。こんな状態が何時間か続いたあとで、ようやく両手で踏ん張って体を起こしました。窓から外を見ると、もう暗くなっていました。

 

ただ、体は起こせたものの、頭がグルグル回っていて立ち上がることができません。無理して立ち上がっても倒れることは明らかです。頭の中では私が見たこともない昔の景色が走馬灯のように次々に浮かんでは消えていきます。これらは私に憑いた霊の意識に残っている残像なのでしょう。周囲の景色や服装・髪型などから想像すると明治時代のように感じました。歴史もののドラマや記録映像で何度か見たことがある景色です。そこから景色は戦場に変わっていきました。砂塵が舞い上がる中で、ラッパの音が聞こえ、日本人の兵隊たちが敵陣へ向かって突撃しています。私の周囲では顔を吹き飛ばされる者や首から血を噴き出している者、片腕を失って大声で痛みを訴える者たちの阿鼻叫喚の地獄絵図が広がっています。日露戦争だろうか…

 

そんなことを思いながら、ようやく立ち上がり、隣の部屋に辿り着きました。それからスタッフに連絡して車で知り合いのお寺へ連れていてもらいました。深夜の除霊は取る方も大変な作業になりますが、私と因縁因果のある霊ではないので、スムーズに私から抜けていきました。

 

さすがに昨夜は疲れてぐっすり眠りました。今朝の東京の空は曇っていますが、私の体は軽くなり、元に戻っています。風邪をひいて高熱で一晩中うなされたあと、朝になって熱が下がったときのように、ある種の脱力感を感じています。

 

昨日一日、何も仕事ができませんでしたのでやることはたまっています。今日もここからスタートです。