こういった状況では、敷地や室内の霊が入ってくる面にパワーストーンやお札を使って壁を作ります。霊道の幅が広い時には、壁を作ってブロックしても迂回してくることがあります。そのようなケースでは強固な壁を霊道の入り口に作って通り道をブロックするとともに、家の中全体に結界を張って霊が侵入できないようにします。そうすると霊道は家を通ることができないのでそのわきに迂回します。そして時間が経つと迂回した霊の通り道は、徐々に深く広くなって、本格的な霊道が家の脇にできることになります。

 

つまり社長の家に通り始めた霊道を私がブロックすることで、霊道は社長にお家の左右どちらかの隣家にかかる可能性が高くなります。霊道とはこのように太古の昔からずっと同じところを通っているのではなく、何かの理由で動くことがあるのです。

 

霊道が動く最も多い理由は霊道に新しく神社仏閣ができることです。きちんとお勤めをしている神社仏閣の中を不浄霊は普通に通り過ぎることはできません。

 

そもそも昔は神職や僧侶は霊的な感覚を備えている方が多かったので、霊道に神社仏閣を建てることなどありませんでした。それは天皇家に関わる建物を建てるときに、陰陽師が波動の良い土地を選んで建てているのと同じです。

 

ただ、最近の神職や僧侶はその宗派の学校を卒業すれば、誰でも神職や僧侶になることができます。仮に卒業するまでの勉強や修行が大変だったとしても、一生懸命勉強することで卒業単位は取得できます。そこに霊的な感覚があるかないかは関係ありません。霊的な間口が開いているのかどうかは、神職や僧侶になるこための条件ではないのです。

 

したがって立地条件や利便性だけを考えて、霊的に見てありえないような悪い場所にお寺や神社が建てられるケースが時々見受けられます。そんな場所であっても毎日のお勤めをきちんと行えば、不浄霊は入り込めませんので霊道はそこを避けて迂回するのです。

 

私が指さした方向を調べると、やはり新しく宗教団体の施設が建てられて、人が入り稼働し始めていました。そのことによって霊的に何の問題もなかった社長に家に霊道がかかるようになり、私がそれをブロックしたことで、さらに霊道は周囲へ迂回したのです。

 

霊道が変化したことによって土地の波動自体が変わったわけではないのですが、その土地から受ける感覚はまるっきり変わってしまったのです。