私は早めに除霊の予定を組んで、ご主人の除霊を実行しました。そのことによってご主人の体調や仕事の流れが良くなったことはある意味、当然ですが、犬の状況もその後好転したのです。除霊から2か月ぐらいしたとき、この奥さんから別件で相談を受けました。そのとき電話で話すと、「犬の状態があれから改善して、医師からも”薬を飲みながらしばらく様子を見ましょう”と言われている」とのことでした。私が感じていた通り、ご主人に憑依していた不浄霊は、ペットの犬にも影響していたのです。

 

私はこの奥さんに頼まれてワンちゃんの波長に合ったパワーストーンを探してペンダントトップに加工しました。一度、霊の影響を受けると、除霊をした後に、別の不浄霊の影響を受けやすくなるからです。それは人間も動物も同じです。後日、首にルチルクオーツのペンダントを付けたワンちゃんのかわいい画像が送られてきました。今でもこの犬は手術を行うことなく元気に過ごしています。

 

人間に憑依した不浄霊の影響をペットが受けるということは、その逆もあります。子供が拾ってきた猫が家に来てから、病人が出たり、子供の受験が失敗したり、父親が左遷されたりと、一気に家族の運気が下がってしまった家もありました。この猫は野良猫でいたときに、人から物を投げられたり、蹴られたりして、人を強く憎み警戒していました。そこに悪念を持った霊が入り込んで、その霊と波長の合う家族の住まうこの家まで猫を引っ張り込ませたのです。

 

また、犬のブリーダーをしている方が、生まれてすぐに亡くなったり、死産だった犬に同情していたところ、死んだ犬の魂が、この方に憑依してしまったこともありました。ブリーダーの方には死んだ犬の症状が完全に投影されてしまい、原因不明の状態で日に日に消耗して体を壊していきました。

 

こういった場合、憑依した霊を祓ってもすぐに体が戻らないことがあります。がっちりと憑依してしまうと、霊を祓ってもその時の状態が体に強く刻み込まれてしまいます。そうなると霊を祓っても体が覚醒してくれません。そのときは除霊ではなく、体に何度もパワーを送って体を目覚めさせます。心臓が止まってしまった方に電気ショックを与えて、心臓を動き出させるような作業を繰り返さなければならないのです。