パワーストーンはそれぞれの石で”金運に良い”とか”恋愛運が良くなる”とか、異なる効果を持っています。それはそれで有効なのですが、私が重視しているのは、
1:石の波動がどれだけ持ち主の波長と近いかどうか。
2:私がどれだけ強くイメージやパワーを念じ込めるのかどうか。
この2点です。石自体の効果が念じ込める願いと多少ずれていたとしても、念じ込めたイメージを現実化する方向へ持ち主の行動は進んでいきます。その結果、願いが現実化されます。
それともう一つは霊(死霊)や念(生霊)など、霊的なものから持ち主を守る一種の”お守り”としてパワーストーンを遣います。この場合は霊的なものに対抗するマントラやパワーをパワーストーンに念じ込みます。
ただ、こういった用途でパワーストーンを遣う場合、状況によっては一瞬にしてパワーストーンがダメになることもあります。パワーストーンは持ち主に代わって霊的なものの悪影響を受けます。その際に霊的なものをブロックする(=弾き返す)ことで、持ち主を守ることもあれば、パワーストーンの中に霊的なものを取り込んで消化することで持ち主を守ることもあります。どちらのスタイルで持ち主を守るのかは霊的なものの性質やタイミングによって決まります。
霊的なものを弾き返す場合でも、パワーストーンは弾いたことによってダメージを受けます。ブレスにしている時に、弾いた瞬間に丸玉をつないでいるゴムが切れてしまうことはしばしば起こることです。
さらに強いものを弾いた際には、パワーストーンが割れてしまったり、折れてしまうこともあります。キズが付いたとか欠けてしまったぐらいのことは強いものと対峙するときには良くあることです。朝起きた時に枕元に置いておいたパワーストーンが真ん中から真っ二つに割れていたとか、砕けていたという連絡も何度もいただいています。パワーストーンは言うまでもなく”石”です。石を砕くというのは大男でもできることではありません。それだけ霊や念の力は強いものなのです。
また、霊的なものを取り込んで消化する際は、そのことによってパワーストーンは著しく消耗していきます。消耗した状態になるとパワーストーンの色や形状が大きく変化します。たとえばルチルですと中の針が細くなったり消えてしまったりします。透明だった水晶の色がわずか1週間で備長炭のように真黒に変色することもあります。
真黒に変色した水晶を見るのも気持ちの良いものではありませんが、もっとも嫌だと感じたのは”緑色”に変色するケースです。人間の死体も死後、状況によっては緑色に変色することがあると聞いたことがありますが、私の経験ではパワーストーンが黒を通り越して緑色に変色するような状況は非常に悪いものの影響を受けた時です。
このような状況になってしまうと、どれだけ浄化してもパワーストーンは回復しません。生き物が死んでしまったあとに生き返ることがないのと同じです。そんな時は役目を果たしたと考えて自然へ返してください。パワーストーンは元々自然の中で生まれたものですから最後は、感謝の気持ちを込めて、土に埋めるとか海や川へ投げるなど、自然へ返すことが一番です。