私は今もおととしの10月に受けた霊障から体が覚醒できないため、左右の指にテーピングや保護具を付けて過ごしています。原因となった不浄霊はきっちりと祓い、体から抜けているのですが肉体が目覚めてくれないのです。波はありますが痛みもともないますし、もう、1年半以上も経過しています。ここまで体が戻らないのはめったにないことです。

 

私が霊能者としてここまでやってこれた最大の理由は、私の回復力にあると思っています。私は非常に霊的な間口が広いため、霊障は毎年、数回から10回ぐらいは受けています。そしてそのたびに知り合いに祓ってもらっています。

 

また、人と会ったときに、特に除霊などを行わなくても、間口の広い人は、自分よりも間口に狭い人が抱えている痛みや不安などを吸い込んでしまいます。霊的な間口の大きさは例えて言うなら”渦潮の渦の直径”のようなものです。大きな渦と小さな渦が近づくと、小さな渦は大きな渦に吸収されてしまいます。

 

対面の鑑定でよく見るのは、鑑定場所に痛みを抱えてやってきた人が、帰るときには痛みが消えて笑顔で帰っていかれる光景です。足を引きずって鑑定場所に来た人が、帰るときには普通に歩いて部屋を出ていきます。そして席を立った私に、いきなり足に激痛が走り、私が足を引きずって帰ることになります。それでも私の痛みは3~4時間あれば、消化できるので皆さんにはどんどん楽になっていただきたいと思っています。

 

これだけ早く回復できる私でも、非常に強い霊が入ってしまうと、それを祓っても憑いていた時の苦痛が自分の意識にこびりついてしまいます。それは無意識に肉体に作用して、私が自分の意識でどれだけ”抜けた”と念じても、体は反応してくれません。

 

霊障のように霊の影響が体に出ている場合、その霊を祓えば体は回復します。ただ、意識の深いところまで苦痛や不安が刻み込まれてしまうと祓ったあともしばらく痛みが残ってしまうこともまれにあります。

 

私はこの1年半で湿布薬の貼り方やテーピングの巻き方がものすごく上手くなったとよくほめられます。これだけの長期間、毎日毎日貼っていれば、いかに不器用な私でも上達はします。

ただ、毎日湿布やテーピングをしているため、最近では皮膚がかぶれてしまい、痛みとともにかぶれの痒さで閉口することもしばしばあります。いかにきれいにテーピングできても1日も早くそれが必要のない生活に戻りたいものです。