前回まで霊的に危険な場所や心霊スポットについて書きながら、私自身が具合が悪くなりましたので、今回は反対に”パワースポット”についてお伝えしたいと思います。
私はこういった仕事しているため、”いつも元気で絶好調”という方とお会いすることはまずありません。さまざまな問題を抱えて悩んだり苦しんだり、体にも悪影響が出て痛んでいる方や不浄霊の影響を受けている方など、悪い流れにはまり込んでいる方ばかりと会っています。
人間は特に言葉を交わさなくても、お互いに相手を意識することで影響をし合います。たとえば強い負のオーラをまとっている人とお話をすると、その影響は私にも伝わり、気持ちや体が重くなります。したがって私がそんな重い状態で誰かとお会いすれば、私の重さはその方へ伝えてしまいます。ですから私は常に自分の状態をチェックして、誰かと会ったり話したりするときは良い状態でいるように心がけています。
そのため霊障はもちろんですが、そうでなくても私の状態が悪い時には、それを祓い、さらにパワーアップできるように、”元気になれるパワースポット”を何カ所か確保しています。
私はよく「このあたりで元気になれるパワースポットはどこにありますか」と尋ねられます。そんな時の私の答えはいつも決まっています。「天皇や皇室に関係している場所へ行ってください」と答えています。
古代日本の律令制のもとで”陰陽師”という官職があったことはよく知られています。宮内庁の中には、私と同じように土地の波動や人の波長を感じたり、星の動きを観察して儀典などの日程や実行の参考にするような人たちがいます。ですから天皇や皇族方のお住まいなどは、すべてそういった人たちがチェックをした波動の良い場所に建てられています。
したがって皇居や京都御所、或いは那須や葉山などの御用邸、或いは皇族方のお住まいは、いわゆる”パワースポット”のような気持ちの良い場所になっています。
皇居の周囲を一周するランナーが数多くいます。彼らは仕事前の早朝だったり、日中だったり、仕事が終わったアフターファイブだったり、忙しい中に時間を作ってジョギングやランニングを続けています。
なぜそこまでして続けるのか。それは”健康のため”というだけでは、その理由を説明できません。私は彼らがそこまで高いモチベーションを維持する最大の理由は単純に「気持ちが良いため」であると考えています。
波動の良いパワースポットのような場所で、体を動かして汗をかくことは、想像しただけでも気持ちが良くなります。”気持ちの良いことや楽しいこと”であれば、「やめなさい」と言われても、自ら率先してやりたくなるものです。つまり皇居の周囲を走っているランナーは、自分でも気づかないうちに、その土地から多くのパワーを吸収しているのです。(2)へ続く