私は霊的な間口が非常に広いので、自分の波長から離れた人や霊ともつながることができます。そのことによって行方不明の方を見つけたり、その人の未来を見ることもできるのですが、つながることによって他人の苦しみや痛みを受けることも多くあります。
霊的な間口が広いことで元々多くの人や霊とつながれるベースはできています。あとは”きっかけ”一つなのですが、それがどこでどう訪れるのかは自分でも予測がつきません。
私はテレビはあまり見ません。見ても大自然の映像とか、旅番組やグルメ番組など、いたって平和でのどかな映像ばかり見ています。一応、社会人として時事問題にも目を向けますが、それはインターネットなど文字の情報から入手しています。映像で情報を入れると、それが時として”きっかけ”のスイッチを入れてしまい、自分を苦しめることになることがあるからです。
たとえばニュースを見ている時、凄惨な事件の被害者の顔写真が画面に映ることがあります。普通にテレビを見ている分には良いのですが、どこかで被害者の痛みや無念さに感情移入してしまうと、その瞬間にスイッチが入ってしまいます。すると頭の中に被害者の目線で事件の様子や暴行を受けた状況がフラッシュバックされます。
殺人事件の被害者であれば、殺されるときの恐怖感や無力感、苦しみや痛みは並大抵ではありません。そこに自分が入ってしまうと、私の体に殴られたような痣や絞められたような手形がつくことがあります。そういった傷が私の体に残るときは、私自身も痛みや苦痛を感じて七転八倒しています。
さらに強く感情移入した時には、この状態からなかなか抜け出すことができずに、気が付けばフラフラになるまで半日ぐらいもがいていることもあります。ですからテレビをつけたとたんに衝撃映像などが目に入らないように、いきなり画面を見ずに、音を聞いてから顔を上げる癖がついてしまいました。
これは初対面の人と会うときも同じで、まずは気配を感じて大丈夫そうだと確認してから目線を合わせます。もし、その方が霊的な問題を抱えていた場合、目が合った瞬間に私に入ってしまうことがあるからです。
皆さんもテレビやネットの映像に嫌悪感や恐怖心を感じるような場合は、それ以上見ないようにした方が良いです。その嫌な感情がもう少し昂じただけで、別の世界へ飛んでしまうことがあるからです。