霊の問題の中でも
○死霊がしつこくつきまとってくるケース
○死霊が室内に入り込んでくるケース
○生霊が飛んでくるケース
○呪詛を受けているケース
このような場合には結界を張ってその人を守ることになります。霊の活動は昼間よりも深夜の方が強くなります。そして人は安息できる場所をどこかに確保しないと心身ともに参ってしまいます。そういった意味で普通は寝室に張ることが多く、場合によっては建物全体に結界を張ることもあります。
室内に結界を張るときには、普通はパワーストーンやお札等を遣いますが、特殊な鏡を砕いて室内や建物を囲む時もあります。たとえばマンション1棟にパワーストーンで結界を張るときは、特殊なカミナリ水晶をマンションを囲むように周囲に埋め込んでいきます。このとき場合によっては上部(屋上)にもカミナリ水晶を設置します。その後で結界を張るマントラを唱えると、霊的なバリアがカミナリ水晶の間に張られてその中を守ります。
私は前に大きなマンション全体に結界を張ったときに、周囲に埋め込むカミナリ水晶は、何メートル間隔まで対応できるのか尋ねられました。これは特に何メートル以内と有効な距離が決まっているわけではありません。ただ、あまり間隔が離れてしまえば、マントラを唱えてもその間にバリアが張れません。
以前、高速道路のジャンクションの工事現場に結界を張ったことがあります。JVの責任者によると、この工事現場ではありえないような事故がたびたび発生したため、工期が遅れていました。聞けばこの工事現場の中には氏子も崇敬者もいなくなった小さな神社があったので、他の神社の神主さんにお祓いをしてもらって撤去したそうです。
ただ、私がこの工事現場を歩くと、その神社のあった場所に向けて四方から霊道が伸びていました。小さな神社であっても、霊道を通って集まってくる不浄霊をしっかりと祓っていたのです。それを取りつぶした結果、不浄霊がこの周辺にたまってしまったのです。
真夏の暑い日に一辺が500mくらいある現場の周囲に、責任者と二人でカミナリ水晶を埋めて回ったのを覚えています。かなり大きな特殊なカミナリ水晶でしたが、約50mぐらいの間隔で水や塩とともに埋めて歩いたのです。