霊の憑依を受けた人の中で、その影響が強く出ている人は、よく次のように話します。

○何もやる気が起こらない。

○何をやっても上手くいかない。

○何もしないで一日中ゴロゴロしている。

○なまけ癖がついてしまった。

決して体調が悪いわけでもなく、熱があるわけでもないのに、今までバリバリ仕事をしていた人までがこのような状態になってしまいます。私はそんな相談に対して「霊には重さがあるのです」と答えています。

 

たとえばサイパン島へ行ってホテルに宿泊した時に、兵隊が行進しているのを見たという人がいます。行進の靴音が深夜のホテルに響きわたり、やがてその音が自室の前で止まった瞬間、目の前に血だらけの日本兵が現れました。やがて兵隊の数がどんどん増えていき、そのうちの何人かが体の上に乗ってきたといいます。そんな怖い思いをして日本へ帰ってきてから、ずっとこのような状態が続いているのです。

 

霊の憑依を受けるということは、その霊を背負っているようなものなのです。サイパン島で日本兵の霊に憑依された人は、もしその兵隊が体重60キロなら、60キロの人間をずっと背負って生活しているのです。

 

その状態を想像してみてください。いつも疲労してくたくたに疲れてしまいます。疲れていればやる気は出ませんし、集中力も無くなります。その結果、意を決して何かを行ったとしても、上手くいくことはありません。霊は普通の人には見えませんから、ただ、理由もなく毎日疲れていて、なまけているように思ってしまいます。

 

したがって除霊を行ったあとの感想を聞くと、「視界が良くなったみたい」とか「頭がスッキリした」といった答えの他に「体が軽くなった」という方が多くいるのです。