私は行方不明の方を探すときなどに、その人の愛用品などを左手に持つことで持ち主の波長を感じとります。たとえば、子供が大好きな人形を毎晩抱きかかえて寝ているようなとき、その人形には持ち主の波長が明確に残っています。霊的な波長が物に残るということは、霊的なもの(霊体)や人が出す念(生霊)も物にこもります。
よく日本人形の髪の毛が伸びたとか、人形の目から涙がこぼれたという話を聞きます。霊的な意味でのパワーは、憎しみや怒りや悲しみと言ったマイナスのものの方が、プラスの意味合いのものよりもはるかに強く強烈です。死霊が人形に乗り移っていることもあれば、強く抱いたマイナスの思いが、自分でも気づかないうちに生霊となって人形に乗っていることもあります。
私は人形供養は何度か頼まれたことがあります。人形の中にこもっているマイナスの思いをマントラを唱えなながら抜いていきます。最後はその思いを昇華させて天へ上げます。
人間の体は頭よりも体の方がはるかに敏感です。霊体のような形がない人の思いだとしても、それが深く重たいものであると人の体はその思いに反応してしまいます。その結果、無意識にしている選択・判断・行動が変化して、いつもとは違った現実を作り出してしまいます。タイミングがずれて、物事がうまく進まなくなったり、体調が悪くなることもあります。
私に人形供養を頼んでくる方は、実際にこのような状況が続き、どうやってもそこから抜け出せない状況に陥っています。
以前、その人の人生を狂わせている物が、お守りやお札であったこともありました。その方は、悪徳なインチキ霊能者に騙されて、高額なお札やお守りを数多く買わされていました。
人を騙して平然としていられるような悪人には、悪い霊が数多く寄ってきます。また、騙された人の悔しさや恨みの思いは念となってその霊能者突き刺さります。つまり、悪徳なインチキ霊能者は、死霊や生霊を含めて、自らの悪行が呼び寄せた悪いものに取り囲まれて生活しているのです。
そんなインチキ霊能者が作ったお札やお守りには、悪い意味での強い力がこもっているのです。それを大事にして身近に置いていて人生が良くなるわけがありません。
インチキ霊能者が売っているパワーストーンやお守りなどは、ただ、効果がないだけでなく、持ち主の人生を悪くしてしまいます。開運グッズを家中に集めても、人生が良くならない方は、逆効果になっている場合もありますので注意が必要です。