よく「霊はどのような場所を好むのでしょうか」と聞かれます。それに対して私はいつも「湿っぽい場所」「暗いところ」と答えます。私は霊の棲んでいるところを数多く訪れましたが、そこはどこでも湿度や暗さを感じさせます。晴れている日の日中に行っても、薄暗い感じがするのです。
同じように「どういった神社やお寺が良いのでしょうか」と聞かれることもあります。答えは今の裏返しで「明るいところ」「空気が澄んで凛としているところ」と答えます。神社仏閣はある意味、霊の拠り所となる場所です。
ですから僧侶や神職はしっかりとお勤めをして霊が集まらないように清々とした状態を保たなければなりません。ただ、残念なことに、銀座のクラブで深夜まで飲み歩いている住職もいれば、お金儲けに血道を上げている神職もいます。深夜までホステスを連れまわして飲み歩く住職が、早朝からお経を上げられるとは到底思えません。
そのような状態になると、お寺や神社は不浄霊がどんどん集まりだして心霊スポットのようになってしまいます。そんなお寺や神社はとても薄暗くてジメジメしています。中に一歩足を踏み込めば誰でもわかるほどです。
ですからお寺や神社はとても空気が澄んで良いところと、心霊スポットのようになっている悪いところと両極端に分かれます。どれだけ有名なところでも、入って湿っぽさや嫌な感じのするところは訪れるべきではありません。
これは家も同じことです。霊の問題を抱えている家はとても湿っぽく、私が以前、訪れた家は、盛り塩が一晩で水をかけたようにびしょびしょになっていました。そして霊を祓い二度と入り込まないように家に結界を張ったとたんに、湿っぽさが一気になくなりました。
家の中をいつもきれいにしていることは、運気を良くすることにつながりますが、それは別の視点で見ると不浄霊が好まない状態になっていることでもあるのです。
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