私は今までたくさんの人からさまざまな相談を受けてきました。今の状況が良くないとき、誰でもそれを改善したいと思います。霊能者と言われる人は、何でもかんでも霊のせいにしたがる人がいますが、多くの場合、最も有効な方法は自分自身の生き方(=考え方や行動)を代えることです。
逆に自分の生き方は何ら変えることなく、その責任を周囲に押し付けたり、自分の置かれた環境のせいにしても未来が好転するわけがありません。
~昨日までと同じ生き方を続ける先にあるのは昨日までと同じ未来です~
当たり前のことです。しかし、自分の生き方を何ら変えることなく、未来だけ良くしたいと思う人が多くいます。それは無理です。
ただ、その一方でどれだけ頑張っても努力を重ねても霊によっていつも足を引っ張られている方がいます。そんなときは足を引っ張っているものを取り除かなければ未来は良くなりません。
”除霊”は憑いている霊を祓います。憑いているものは根本的には居心地が良いから憑依するわけです。ですからそれを祓うには居心地が悪くなってもらわなければいけません。居心地が良かったところを邪魔されれば、霊だって怒ります。だから邪魔をするものには歯向かってきます。その結果、除霊では霊との戦いが行われます。
霊は血まみれの顔を近づけたり、生ものが腐ったような嫌な臭いをさたり、電気のようにしびれさせたりして私を追い払おうとしてきます。私の意識を飛ばしてさまざまなアクシデントに巻き込もうとしてくる時もあります。それに対して私の武器はお経などのマントラや印、霊符や神符などのお札やパワーストーンなどです。ただ、これらの中でも最も重要なのは私と憑かれた人の”思い”です。まずは憑依された人が、それを自覚した上で、不浄霊には負けないし、絶対に祓うという強い意志を持ってもらうことが必要です。私はその思いを何倍にも増幅させながら、絶対に祓うという強い気持ちで不浄霊と対峙します。
ですから祓う人の中に霊を祓おうという意志がないようなケース、たとえば家族から言われて嫌々除霊を受けに来たような状態ですと除霊はできません。
私は自分の武器を駆使しながら時に諭したり、怒ったりしながら、増幅させた思いを念に載せて不浄霊にぶつけます。そして一瞬不浄霊が離れかけた瞬間に、その不浄霊を私の中に吸い込み、同時に頭のてっぺんから抜き出します。祓う瞬間はこれを一瞬で行います。
ただ、食事中にタイミングがずれるとむせてしまうことがあるように、吸い込んで抜く一瞬のタイミングがずれると私が吸い込んだ霊は私の中にとどまったまま抜けなくなります。そうなると私の体が霊に反応してしまい、ひどくすると七転八倒の苦痛に私自身が見舞われることになります。
今お伝えした通り、霊は他人が吸い込んで抜きますので、私に憑いた霊を私が抜くことはできません。その結果、知り合いに頼んで私が除霊を受ける羽目になるのですが、そんなことが毎年10回ぐらいは起こります。