”霊障”という言葉があります。これは霊の影響で体や精神に悪影響が出た時に使います。私もこれまでにさまざまな霊障に遭ってきました。ただ、多くの場合、霊障は亡くなって不浄霊となった者の生きていた最後の時間が投影されるケース。或いは自分自身の心身で元々弱点となっている部分が重症化して悪化するケースの2パターンになります。

 

たとえば今までお酒を一滴も飲めなかった主婦が、お酒を飲まないといられないようになってしまい、精神科や心療内科へ通っても一向に改善されなかったことがありました。困り果てて私のところに相談に来たのですが、私には彼女の中に、アル中で人生を棒に振ってしまい肝臓を壊して亡くなった男性がはっきりと見えました。死んで肉体が無くなってもなお、お酒を求め続ける強い執着心が、この男性があの世へ上がることを妨げて不浄霊となって現世にとどまっていました。この不浄霊と波長が合って憑依された主婦は、自分ではどうすることもできないまま、お酒にのめり込んでいきました。その様子はまさに不浄霊となった男性の人生そのものです。

 

また、町医者から大学病院までどこの眼科で診てもらっても原因がわからないまま、視力がどんど低下して、失明寸前まで追い込まれた方が相談に来たこともありました。この方には眼病で失明して人生の希望を失い自殺をした方の霊が憑いていました。その霊が憑くまではその方の目は何の問題もなく機能していました。それが霊の憑依を受けてからみるみる悪くなってしまったのです。

 

こういったケースでは憑依した霊を除霊によって祓い、再び憑かれることがないように体にある霊的な間口をふさいで対処します。霊の影響によって霊的身体と言われる”エーテル体”が傷つけられます。除霊によって憑いた霊を祓うとともにエーテル体にできた傷を修復することで肉体はおのずと覚醒して元に戻ります。

 

したがって体にある霊的な間口の広い方は、霊的なものの影響も受ける頻度が高くなり、そのたびごとに体のあちらこちらが痛むことになります。肉体に起因して体が痛む時は、痛む場所はほぼ一定していて変わることはありません。当たり前のことです。それが霊的な問題に起因して肉体に影響が出る方は、憑依した霊によって痛む場所が変わります。

 

どこの会社にもだいたい一人や二人はいます。あなたの周りでしょっちゅう体のあちこちが痛いとか苦しいと言ってる方はいないでしょうか。もしいれば、かなりの確率で霊的なものの影響を受けていると考えてよいでしょう。