前回のブログで
「時速100キロ以上で走る車の横を笑いながらついてくる霊がいる」と書きました。霊がこんなことができるのは、肉体が無くなり、物質としての身体を持っていないからです。我々が生きている空間は縦・横・高さの3次元で表わすことができます。その3次元の軸に時間軸を加えた4次元の世界があるという人がいます。私は霊の世界はさらに”思念”の世界を加えた5次元、或いは多次元の世界ではないかと感じています。
もし、そうだとすれば、4次元の世界を超えた霊の世界は、空間や時間のひずみや4次元それぞれの流れが、何かのタイミングで一致した瞬間に、時空を飛び越えることもできるのではないでしょうか。
私は、”今ひどい霊障に遭っている”という方から連絡を受けて、遠隔で対処することがしばしばあります。そのとき私が東京にいて、仮にその方が福岡にいてもそれは十分にできることです。
そんなとき、私のその方の姿かたちや匂い、空気感をリアルにイメージします。そうする中でその方の霊的な波長を感じ取り、そこに私の波長を合わせて同調します。同調した瞬間に私は4次元の世界を飛び越えて思念(=意識下)の世界に入ります。
そこまでいくと私にはその方の視界に映る世界がその方と同じように広がっていきます。私はその状態で霊障を引き起こしている不浄霊と対峙します。それは私が実際に福岡まで行って不浄霊と向かい合うことと何ら変わりません。
私は印を結び霊を鎮めるマントラを唱えながら、不浄霊に対してすぐにこの場から退散するように強く念を送ります。私の呼びかけに素直に応じる不浄霊はいませんから、霊はさまざまな方法で抵抗してきます。霊の示威行為はいつものことですが、ときには私の首を絞めてきたり、爪を立てて私の体を傷つけてくることもあります。
今、私が生きていることは、こういった戦いを何とかクリアしてきたことの証ですが、そのとき東京にいた私の体には、福岡で付けられた首を絞められた痕や無数のひっかき傷が残っていることも数多くあります。