不思議なもので、あれほど苦しく辛い思いをしたにもかかわらず、時間が経つにつれ(本日で退院5日目)、なぜか入院していた頃が懐かしく感じられるようになってきました。
一人で色々と考える良い時期だったのかもしれませんが、それでも入院中には思いもしなかった「懐かしい」という感情が今になって湧き上がってくるのは、自分自身で言うのも変ですが、意外な心の変容です。まぁ、大袈裟かもしれませんが…。
なぜだろう、と振り返ると、これは入院中の身体的な苦痛や「本当に良くなるのだろうか」といった負の記憶だけではなく、同時に熱心に看護にあたってくれた看護師さんたちの心温まる記憶もあるからだと思います。
そして、全く食べられなかった病院食が徐々に食べられるようになり、質素な食事が、どんな高級な料理よりも、とても美味しく感じられるようになったこと、毎回の食事が楽しみになったこと、日に日に病状が改善し好転していったことなど、これら楽しみや、安心感を伴う変化が少しずつ現れたというのもあったからだと今になって思います。
とはいえ、入院中は辛いことが圧倒的でしたね...。特に点滴が苦しく、24時間点滴を受けていたために寝返りも打てず、トイレに行くことさえ苦痛、次第にめんどくさくなります(;^ω^)。「とにかく早く退院したい!」「早く治りたい!」「自宅で美味しいものを食べたい!」と、そればかりを考えていましたからね。
退院前日まで続いた24時間点滴。針が刺さりっぱなしの腕の痛みと不自由さは、今思い出してもすっごく辛い記憶ですよ...。 あー、思い出しただけでも嫌ですね(TOT)
それでも、人間の心というのは不思議なもので、様々な記憶が重なり合い、いつの間にか良い記憶だけを繋ぎ合わせて、物事を肯定的に見る力が備わっているのだと改めて感じます。
というわけで、以下に私が「美味しい!」と感じた病院食と、点滴中の様子を記録をUPします。



