お客様は神様と
呼んだあの頃は終わったらしい
カスハラなんて言葉が
生まれてきたくらいだから

どこか冷めた目で
眺めてしまう
どっちもどっち
愛はどこに行ってしまったの?

たとえ棘をさされようとも
笑顔で抜いて見せて差し上げて
そこから流れ出す血を見せて
何を思うか見つめてあげて

こんなときほど
言葉が役に立たないことを
感じることはない
目は口ほどに物を言う

事はあっても
なかったかのように
水に流して
そうすればやさしくなれるから

深い寛容と愛をもって
そこにあればいい
そうすれば問題など
はじめから無かったのだから