パンッッ!!
脚を両手で叩く 
まだ静かな朝に

それはまるで
鹿威しのように
辺りに響き渡る

朝に音を
独り占め
音で朝を独り占め

この音の為なら
幾らでも
脚を捧げよう

鹿威しがなくとも
この身があれば
美しく響かせられる